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焼却灰保管 調停打ち切りで提訴へ
12月19日 18時59分

焼却灰保管 調停打ち切りで提訴へ
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千葉県が放射性物質を含むごみの焼却灰を県有地に一時保管していることについて、住民グループが保管施設の安全性の強化を国の公害等調整委員会に求めた調停が、19日、打ち切られ、住民側は年明けにも焼却灰の撤去を求めて提訴する方針を明らかにしました。

千葉県は原発事故のあと、県内北西部のごみ処理場で出た放射性物質を含む焼却灰を、我孫子市と印西市にまたがる県有地の施設に一時保管しています。
これに対し、我孫子市の住民グループが保管施設の安全性の強化を求め、去年12月から国の公害等調整委員会で調停が続いていましたが、19日、委員会は住民グループ側に「施設の安全性の強化を求める住民側と、施設は十分安全だとする千葉県との間の意見の隔たりは大きい」として、調停の打ち切りを通知しました。
これを受けて、住民グループの代理人の及川智志弁護士が記者会見を開き、「県は安全性の具体的な根拠を示さず、住民が不安を持つのは当たり前だ」などと述べ、焼却灰の撤去を求め、住民グループが来年1月上旬にも提訴する方針を明らかにしました。
一方、千葉県は「住民側の意向について現段階でコメントする状況にはない」としています。

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