中国有力雑誌社のニュースサイト「財新網」は19日までに、中国政府が2014年の成長率目標を今年と同じ7.5％に据え置くとの見通しを報じた。政府関係者の話として伝えている。国家情報センターなど政府系シンクタンクは改革を重視する観点から７％に下げるよう提案しているが、雇用や企業心理への悪影響を懸念する声も根強い。
習近平指導部は13日までの中央経済工作会議で、来年の経済成長について「合理的な伸びを維持し、後遺症が残らないペース」をめざすとした。ただ同会議では、議論した具体的な数値目標について「一切、口外しないと申し合わせた」（党関係者）。習指導部は来年３月の全国人民代表大会（国会に相当）で成長率の目標を公表する。
改革を重視する立場ほど成長率目標の引き下げ論に傾く。一方で、地方を中心に目標を据え置くべきだとの意見は強い。（北京＝大越匡洋）
習近平、成長率目標
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