昭和シェル石油の子会社のソーラーフロンティア(東京・港)は19日、宮城県大衡村に薄膜太陽電池工場を建設すると発表した。生産規模は年15万キロワットで、投資額は約130億円。2015年3月に稼働を始める。宮崎市にある3工場に続く工場で、より高効率の製品を生産する。
仙台市から約25キロ北にある工業団地に建設する。従業員数は100人程度の予定で、国や自治体からの補助金を見込む。
生産する太陽電池は銅、インジウム、セレンを原料に使う「CIS薄膜太陽電池」。主流の結晶シリコンより変換効率が低いが、新工場は生産工程の工夫などで「結晶シリコンと同等にする」(玉井裕人社長)方針。
昭和シェルは07年に太陽電池事業に参入。電池の価格低下で赤字が続いていたが、国の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を受けて、13年は通期で初めて黒字になる見通し。玉井社長は「海外での販売拡大を視野に入れ、新工場には将来、海外に生産拠点を展開する際のモデル工場の役割も担わせる」と強調した。
昭和シェル石油、太陽電池、ソーラーフロンティア、玉井裕人
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