中国株(終了):上海総合指数、7日続落-短期金利が上昇
12月18日(ブルームバーグ):中国株式市場 では、上海総合指数が7営業日続落。6月以来の長期下落局面が続いている。工業関連銘柄中心に安くなった。国内の短期金融市場で金利が上昇した。
中航航空電子設備(600372 CH)が2.5%安と、工業株の下げを主導した。海運会社の中海発展(600026 CH)は2週間ぶりの安値。
医薬品メーカーの上海復星医薬(600196 CH)は5.8%高。興業証券が製薬会社の買いを勧めたことから、ヘルスケア 銘柄がここ1カ月間買われている。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は前日比2.79ポイント(0.1%)安の2148.29と、11月15日以来の安値で引けた。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は2357.23に上昇したものの、上昇率は0.1%に届かなかった。
7日物レポ金利が149ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し6.27%と、6月20日以来の大きな上げを記録した。
光大証券のアナリスト、ツォン・シエンチャオ氏は電話取材に対し「年末で売買が低調で、流動性は逼迫(ひっぱく)している。一部の投資家は様子見し、ずっと割安な新たな銘柄が来年上場されるのを待っている」と指摘した。
上海総合指数は今月に入って3.3%下落、年初来では5.3%安となっている。最近発表された経済指標はまちまちで、来月の新規株式公開(IPO)再開を控え流動性不足の懸念が広がっている。
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更新日時: 2013/12/18 17:31 JST