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2013年12月17日(火) 東奥日報 ニュース



■ 「婆娑羅温泉」1月5日店じまい

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来年1月5日に廃業する婆娑羅温泉
 
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婆娑羅温泉は、黒いお湯が利用者の間で人気だった
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 黒いお湯で地元住民や温泉好きに親しまれてきた青森市浪岡の「婆娑羅(ばさら)温泉」が、店主の高齢化や体調などの理由から、来年1月5日の営業を最後に廃業することとなった。長年の利用者からは惜しむ声が上がっている。

 婆娑羅温泉は店主の加藤レイ子さん(67)が同所にあった旅館を買い取り、2001年に開業。同地区の中世時代の大名などをイメージしたキャラクター「ばさらくん」の名前を借り、婆娑羅温泉と名付けた。前身の旅館時代から30年近く湧き続ける温泉は「モール温泉」と呼ばれ、植物由来の有機物の成分を含んだコーヒー色が特徴。「湯冷めしない」「とろみがあるお湯で、肌がしっとりする」といった口コミで市外からも通うファンも多い。

 前身の旅館のころから通っている黒石市の宇野志げさん(75)は廃業を知り「いつもお客さん同士で話すのが楽しみだった。みんなが集まる場所がなくなるので本当に残念」と寂しそうに話した。

 今後、婆娑羅温泉は併設する旅館と共に譲渡先を探す予定。加藤さんは営業を続けたい気持ちもあったが自身やスタッフの高齢化や今後の体調を考慮し、手放すことにしたという。「温泉を通してたくさんの出会いがあった。今まで本当にありがとうございました」と話す加藤さん。温泉の存続については「できればこの先も残ってほしい。温泉として営業してくれる人に買ってもらえたら…」と期待を寄せた。

 婆娑羅温泉は1月5日まで年末年始も休まず営業する。

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