スマホで動画再生 ARせんべい生産へ(2013/12/14 14:00)
「AR飛び出すせんべいbyプリント南部R」で、動画再生を実演する槙一郎社長=13日、八戸市
 八戸市の食品製造販売業「味の海翁堂」(槙一郎社長)は来年1月から、スマートフォンなどのカメラをかざすと動画が再生されるせんべい「AR飛び出すせんべいbyプリント南部R」を受注生産する。拡張現実(AR)のコードをアプリケーションで読み取る仕組みで、同社によると、食品にコードを直接付けるのは世界で初めて。槙社長は「いろんな用途があるので活用してほしい」とアピールしている。
 アプリはスマホやタブレット端末でパスワードを入力し、カメラをARコードにかざすと動画が再生され、端末への保存も可能。再生時間は1分程度で、基本的には生産を発注した利用者側が動画を編集する必要がある。
 同市のシステム開発会社「ジーアイテック」(青池俊司社長)が専用アプリを開発し、アンドロイドとiPhone(アイフォーン)の両端末に対応する。基本料金は6千円、せんべいは1枚120円。
 味の海翁堂はこれまで、せんべいに写真や絵などを印刷した「プリント南部せんべい」の製造を手掛けている。槙社長は「せんべいをあげた相手に、動画でメッセージを送ることもできる。何でも発信できるユニークな試み」とPRしている。
 問い合わせは、味の海翁堂=電話0178(33)7623=へ。(工藤洋平)
【写真説明】
「AR飛び出すせんべいbyプリント南部R」で、動画再生を実演する槙一郎社長=13日、八戸市

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。有料携帯サイトにも掲載しています。
この記事についてつぶやくボタンこの記事についてtwitterでつぶやく

主なニュース (2013/12/19)
北奥羽ニュース
国内外ニュースTOP10