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餅つきで児童ら40人食中毒/弘前
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県保健衛生課は13日、弘前市内の小学校で行われた餅つき行事の餅を食べた児童や保護者ら249人のうち、40人がノロウイルスによる食中毒にかかったと発表した。行事は7日に行われ、既に全員が回復している。
同課や学校によると、餅つきには同校の児童65人、教員13人、保護者68人、来賓9人の155人が参加し、会場の体育館内でついた餅を保護者らが用意したきな粉や砂糖じょうゆなどで食べたほか、児童が持ち帰った餅をさらに家族や地域住民ら94人が食べた。
10日に学校から、腹痛や嘔吐(おうと)、下痢などで複数の児童が休んでいる―と弘前市教委に連絡があり、弘前保健所が調査したところ、餅を食べた13人の便からノロウイルスが検出された。8〜9日にかけて40人に同様の症状が見られ、うち23人は通院した。県は患者の症状や共通している食べ物が餅と限定されることから、原因が餅と断定した。
同校校長は取材に「児童たちには日ごろから食事の前に手洗いするように伝えていたが、食中毒が出たのは残念。今後、手指を丁寧に洗わせることや食器などの消毒徹底を心掛け、再発防止に努める」と話した。
県内では今年1〜12月までにノロウイルスによる食中毒が今回を含め6件(患者153人)発生。年末年始にかけて餅つき行事が増えることから、同課は食中毒の予防に向けて(1)温水での手洗い(2)食品の十分な加熱(3)体調が悪い時は調理しない―などを呼び掛けている。
食中毒発生を受けて県教委は同日、県内各市町村の教育委員会に食中毒の予防を文書で通知した。
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