みどり「宴会場で葬儀」訴訟 住民と業者和解
更新日時:2013年12月17日(火) AM 07:00
「宴会場」として建てた施設で葬儀を営むのは事前の合意に違反しているとして、みどり市大間々町9区の住民が「グランドメモリアル」(同町桐原)を運営する「メモリアル」(同町大間々)に葬儀の取りやめを求めた訴訟は16日、東京高裁(下田文男裁判長)で和解が成立した。
関係者によると、和解条項は業者側が和解金を支払い、合意時の説明に不備があったことを認めて謝罪するなどの内容。和解金額は明らかになっていない。業者側は今後、住民側の同意を取り付けながら葬儀を続ける。
9区の鈴木義雄区長は和解に「宴会場名目から、葬儀名目に変更して同意を得るとのことで、ほっとしている」と話した。
一方、業者側は「施設を使いたいのに係争中だったため遠慮していた人もいるはず。円満に解決できて良かった」としている。