１日目 　中学2年生は「平和と自然」を学ぶというテーマのもと10月22日(土)〜3泊4日で沖縄への修学旅行をスタートさせました。1日目は那覇空港から世界遺産である首里城へ行き、ホテルで沖縄の伝統舞踊であるエイサーを鑑賞し、沖縄の歴史や文化に触れ、多くのことを考えさせられました。また、明日の平和集会に向けて平和講話も行いました。
首里城公園
首里城 　今回、初めて首里城に行きました。南殿や番所の中に入って写真を撮ったり、スタンプラリーをしたりしました。南殿や番所の中にはいろんな展示物がありました。私は正殿内の御差床という所がとても印象的でした。他に、紅型衣装を着ていた女性の人がいて、きれいだなあと思いました。「月桃」という植物も初めて見たし、初めての体験がいっぱいで、とても充実した時間を過ごせました。（小林さん） 　今日首里城でガイドさんがいろいろと教えてくれました。1つ目は「すのひゃんらたきせきもん」です。ここは神様がまつられているところで、受験生になったら来て下さいと言われました。2つ目は「がいせんもん」です。お客様をお迎えするところです。首里城は広くて長い時間をかけて見てまわるととてもいい勉強になりました。（清水さん） 　首里城は、赤い瓦が特徴的で、とても迫力がありました。添乗員さんの話で、首里城は今までに4回焼失して、今の首里城はその復元であると知り、また、資料なども焼失していて過去の資料が少なく、はっきりと解明されていないことを知り驚きました。（岡本さん） 平和講話 　実際に体験した方が来て、お話をして下さいました。戦争とはどんな物か、体験した方はどのような気持ちだったのか、実際に聞いてたくさんの事を考えさせられました。まわりに死体があっても、何も思わないくらい水と食べ物を探して、人間離れしていたと聞き、びっくりしました。私がもし、そのような体験をしたら、精神的にダメになっちゃうはずです。これからの日本のためにも、私達に何かできることがあれば積極的にしていきたいです。とても貴重な体験ができ良かったです。（池田さん）

２日目 　今日は、最高気温29℃という暑い中、平和祈念公園で平和集会を行った後、資料館、ひめゆりの塔を訪れ、悲惨であった太平洋戦争について学習を深め、未来の平和を誓いました。そして、午後からは各班それぞれが民泊に分かれ、海中観察や沖縄料理、三線、エイサーなどその家庭独自の体験をさせていただきました。明日の朝まで沖縄独特の文化に触れ、生涯に残る思い出を作ってもらいたいと思います。
平和祈念公園
平和集会 　平和集会では「平和の礎」に向かって自作の作文を読みました。緊張したけれど、読んだ後、先生や友達に良かったと言ってもらえたので、うれしかったです。作文を引き受けて、やりがいがあったと思いました。 　戦争で亡くなった方々の慰霊碑があんなにたくさんあるとは予想していませんでした。それだけ多くの人が亡くなったということは残念です。何よりも、二度と戦争が起きないことを祈ります。（江尻さん） 　私達は今日平和祈念公園に行かせていただきました。社会の教科書には沖縄戦の犠牲者が掲載されていたので知っていましたが、公園の遺跡を見て改めてこんなに多かったんだとすごくショックを受けました。とてもたくさんの石碑にびっしりと亡くなった方の名前が彫られているのです。海の方を見ると、絶壁でした。ここからアメリカ軍に追い詰められた軍人、民間人が海に飛び降りたと聞いて、そんなに残酷なものなのかと思いました。これらを見て、これからは絶対に戦争をしてはいけないと強く思いました。私はその後平和集会で誓いの言葉を言わせていただきました。これからは戦争の悲劇を後世に伝え、二度と戦争を起こさない世界を実現していきます。（阿達さん） ひめゆりの塔 　今日初めてひめゆりの塔を見て、白くて本当にきれいで、右はしにはゆりの花がありました。ひめゆりの塔の資料館では、想像以上に残酷なことがあったことに気付かされました。今はこんな楽しくて平和な沖縄だけど、少し前には、すごく悲惨で残酷なことがあったなんて想像もつかないぐらいです。今回初のひめゆりの塔を見れて本当に良かったと思います。（黒川さん） 　私はひめゆりの人々が戦後に書いた文章が印象に残りました。特に、ひめゆりの人々が自殺を考えていた時の文章が心に残りました。 　一人の先生はもう自殺する順番も決めていて、もう一人の先生は、生徒たちを殺すなんてできないと話していて、それを聞いてしまった生徒の文章でした。 　私は戦争の中でも生徒を想う先生は、すごいなと思いました。ひめゆりの人々は、戦争の中でも笑顔を絶やさず、私ならできないだろうと思いました。（味元さん）
民泊体験
民泊 　僕は、２日目に民泊に行きました。城間さんに戦争について聞きました。また、古武術も教えてもらいました。先生の実力は強すぎて、僕たち４人がかかっても簡単に倒されてしまいました。短い時間でしたが、いろいろな技を教えてもらい少しは強くなったかなと思います。また、おばぁちゃんは優しく、料理はすごく美味しかったです。「本当にありがとうございました」と言いたいです。（井上さん） 　僕ははじめて民泊をしました。はじめは緊張していたけど、孫とかが家に来てとっても楽しかった。家でサーターアンダギーを作ったり、オクラを採ったりして、とってもなじめたと思います。それに、夜、孫や子どもなどと一緒に夜景を見に行きました。ご飯も僕はタコライスははじめて食べたし、オクラもとってもおいしかったです。明日はもうお別れなので残念です。また前川さんたちに会える日が来るといいなあと思いました。本当に楽しかったです。（服部さん） 　今日は楽しみにしていた民泊の日です。初対面の人と仲良くなれるか、ちゃんと会話できるか不安だったけれど、家族の方はいっぱい話しかけてくれました。沖縄のことも話してくれて勉強になったし、生の方言なども聞けて良かったです。家の造りも香川とは違いがあって驚きました。家に三線もありました。また、夜ごはんはとてもおいしかったです。お腹いっぱいになるまで食べました。おやつも一緒に作りました。高松で自分でおやつを作りたいです。（佐野さん） 　今日は民泊をしました。すごく緊張したけど、すごくやさしい、おじいちゃんとおばあちゃんでした。すごくおもしろくて、おばあちゃんはごはんを作るのがうまくて、すごくおいしかったです。みんな完食しました。そして、畑の仕事を手伝った時はすごく大変でした。でも、5人全員で助け合って協力して、1時間半で終わりました。みんなヘトヘトで、仕事が終わった後のお茶はとてもおいしかったです。そして、海にも行かせてくれました。仕事の疲れを癒すために海に行ったのにみんなはしゃいで、もっと疲れました。すごくやさしいおじいちゃんとおばあちゃんに会えて本当に良かったです。また、会いたいです。（松尾さん）

3日目 　今日は、全員民泊から無事戻り、退市式を行い、沖縄フルーツランドで昼食をとり、美ら海水族館での見学を行った後、海体験と沖縄菓子作りの班に分かれ、それぞれの体験を行いました。夜には全員でレクリエーションを行い、最後の夜を全員で楽しみました。明日の最終日は国際通りで最後の思い出を作って元気で帰りましょう。
沖縄美ら海水族館
美ら海水族館 　僕が美ら海水族館に行って思ったことは、色々あります。魚がたくさんいて、きれいで楽しかったです。一番心に残ったのが巨大なジンベイザメでした。すごく存在感があり、感心しました。深海の魚は、すごくおもしろい形で楽しかったです。鮫がかっこよかったです。ネコザメとヒョウザメがかわいかったです。熱帯魚がたくさんいて楽しかったです。エイやマンタも珍しくてよかったです。（十河さん） 　今日はすごく楽しみにしていた美ら海水族館でした。私が一番楽しかったのはジンベイザメを見たことです。あまりの大きさにとてもびっくりしました。ジンベイザメがいた水槽の大きさにもビックリでした。ヒトデを触ったりもしました。触ってみたらムニッとしててやわらかかったです。他にも色んな魚やサンゴなどを見ることができました。すごい楽しかったです。また、行きたいです。（神原さん）
中2-1
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４日目 　今日は道の駅かでなに寄って、国際通りで昼までお買い物を楽しみました。最終日ということでバスガイドさんやドライバーの方、看護師の方にお礼と色紙を渡し、いよいよ那覇空港から高松へと帰ってきました。解散式後はそれぞれがたくさんのお土産と思い出を持って無事帰っていきました。この修学旅行で学んだことを生かして明後日からの学校生活をまた頑張ろう！！
道の駅かでな
道の駅かでな 　私達が国際通りに行く前に休憩として寄った道の駅かでな。眠たさが消えない身体で屋上に出ると景色が見えました。その中には、道路、畑の後ろに大きな壁に囲まれた広い土地、米軍基地でした。かまぼこ型の戦闘機を収納するものには1つなんと4億円、それが10個もあるそうです。基地を見て驚いたのは、すれすれまで畑があったり、民家があることです。騒音などの問題があり、移転も検討中だそうです。改めて沖縄の現状を知ることができました。（近兼さん）
国際通り
豊岡校長 　今年の中学2年生の修学旅行は、沖縄での「平和と自然を学ぶ」のテーマで初めて実施した。さらに体験学習の中に民泊体験も取り入れた。今も昔も修学旅行は学校行事の中で一番の思い出となるものである。四国とは全く異なった歴史や文化を見聞、体験する中で生徒は大いに感動するとともに考えさせられることも多くあったであろう。また、今、地球上ではどこかで戦争が起こっている。沖縄戦での多くの戦跡を見学し、平和の大切さや戦争の愚かさを生徒は一層実感したことだろう。今回の修学旅行の体験を今後の学校生活等に生かしてほしいと切に願望する。

（S.A）