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汚染水 地中にフィルター設置など追加対策決定
12月18日 21時7分

汚染水 地中にフィルター設置など追加対策決定
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政府は、18日、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題への対応で、中心的な役割を担う「廃炉・汚染水対策チーム」の会合を開き、汚染水の漏えいのあったタンク周辺の地中に、フィルターを設置して、放射性物質を吸着させて取り除くなどとした追加の対策を決めました。

福島第一原発で、汚染水漏れなどのトラブルが相次いでいることを受けて、政府は原子力災害対策本部の下に、茂木経済産業大臣をトップとする「廃炉・汚染水対策チーム」を設置し、18日、総理大臣官邸で2回目の会合を開きました。
会合では、汚染水の追加的な対策として、汚染水の漏えいのあったタンク周辺の地中にフィルターを設置して、放射性物質を吸着させて取り除く対策や、敷地内に降った雨がしみこんで汚染水が増えるのを防ぐため、敷地の広い範囲の地表面をアスファルトで覆う対策、それに汚染水漏れを防ぐ壁を二重にしたタンクの導入など、11項目を実施することを決めました。
また、原発の港湾内の海水や敷地内の土から放射性物質を取り除く対策など、技術的に難しいものは、今年度の補正予算を活用することを確認しました。
さらに、風評被害対策として、科学的な根拠に基づいた情報発信を、海外向けに強化することを決めました。

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