不正侵入:筑波大や京都大などのスパコンに 被害確認なし

毎日新聞 2013年12月18日 20時33分

 筑波大や京都大などにあるスーパーコンピューターの認証システムが今年10月に相次ぎ不正侵入されていたことが18日分かった。スパコン本体に素粒子物理学など最先端の研究データが保存されていたが、本体には侵入されておらず、データ流出などの被害は確認されていないという。

 不正侵入があったのは、筑波大の計算科学研究センター(茨城県つくば市)▽大学共同利用機関法人「高エネルギー加速器研究機構」(同)▽京都大基礎物理学研究所(京都市左京区)。筑波大では京都大が10月31日、「筑波大から(京大のスパコンに)不正侵入された形跡がある」と連絡してきたことから調査したところ、管理者用の認証データを盗まれていたことが発覚した。【相良美成、堀智行】

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