長州力 芸能界で迷走する名言製造器
2013年12月18日
長州は「芸能界」という、もう一つのリングで迷走している。この“迷走”とは「迷いながら走っている」という文字通りの意味で、前向きな要素を含む。本人は何だかよく分からないのだけれど、長州の勇姿を見て育った番組スタッフや出演者にリスペクトされ、そこから生まれるハプニングが彼の“味”になっている。だから、ちゃんと走っている。それでも走り心地は悪いようだ。
「やっぱり空気が合わないですよね。リングの中で演じることと、スタジオでカメラの前で演じることは全く違いますからね。打ち合わせもほとんどしない。したところで僕はどうにもならない。それが成り立っているのが今でも不思議。スタッフや芸人さんが僕のファン?だから反対に気を遣っちゃいますよ。みんな本番になるとガラッと変わるし。みんなと合わせて笑わなきゃいけないのかとか、すごく疲れるんですよ。なんでみんな笑うのかな。僕、おかしくないのに笑えないですよ。それもぜいたくなアレですけど。仕事いただけるのは来年、再来年くらいまでですよ。難しいです。芸能界は大変ですよ」
長州は12月3日で62歳になった。同月には今年3社目の契約となるCMが流れ始めた。大みそかは昨年に続いて日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」スペシャル版に登場。今も旬だ。さらに、2014年はデビュー40周年という節目の年。1月13日には「レジェンド・ザ・プロレスリング」の後楽園ホール大会で新日本プロレス時代の大先輩“世界の荒鷲”坂口征二氏の長男・坂口征夫と組み、宿命のライバル・藤波辰爾とLEONA親子とタッグ対決する。「なんか変なアレですよね」と言いながら、藤波ジュニアのデビュー戦の相手を務める因縁もあり、新春のマット界では注目の一戦だ。
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初冬の夕暮れ。半袖Tシャツ姿の長州力は都内のファミレスでアイスコーヒーを飲み干すと、突然、質問してきた。「僕なんか、今後どういうことをやっていけばいいんでしょうかね。反対に教えて欲しいくらいなんですよ」。既に“長州力”というジャンルを確立したカリスマ・プロレスラー。そんな、進路に悩む学生じゃないんですから…と言いたい気持ちを抑え、「それはもう、長州さんとして“そこにいる”ということでいいんじゃないですか」と返したが、「なんか疲れるんですよね」と芸能活動の難しさを切々と打ち明けられた。
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