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米中の艦船急接近で中国が反論
12月18日 18時43分

米中の艦船急接近で中国が反論
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今月初め、南シナ海でアメリカと中国の艦船が急接近したことについて、中国国防省は、「中国の艦船は規則に基づいて適切に対処した」とする声明を発表し、中国側が国際的な基準に合わない行動で接近してきたと主張するアメリカに反論しました。

アメリカ海軍の太平洋艦隊は、先週、イージス巡洋艦「カウペンス」が、南シナ海の公海上で、今月5日に中国海軍の艦船と急接近したことを明らかにしたうえで、中国側が国際的な基準に合わない行動で接近してきたとして批判しました。
これに対し、中国国防省は18日声明を出し、「中国の艦船は規則に基づいて適切に対処した」と反論しました。
一方で、声明は、「中国とアメリカは関係部署が当時の状況を互いに通報するなど、意思疎通を行った。双方は共に密接に協調して、この地域の平和と安定を守るために努力することを望んでいる」としていて、この問題を巡ってアメリカとの緊張が高まるのは避けたいものとみられます。
両国の艦船の急接近について、アメリカのメディアは、訓練中の中国の空母の情報を収集していたアメリカの巡洋艦が、中国側から停船を求められたものの公海上だったため航行を続けたところ、中国側が進路をふさいだと伝えています。
一方で、中国メディアは、中国が空母の訓練のために事前に設定した航行禁止海域に巡洋艦が入ったとしたうえで、警告にも従わなかったので停船を命じたとしています。

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