東京電力福島第1原発1号機海側の観測用井戸で採取した地下水からストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり6万3000ベクレル検出された問題で、東電は17日、別の場所で採取した汚染水が混入したため高い値が出たと発表した。
東電によると、17日に同じ井戸から採取した地下水の濃度を測定したところ、ベータ線を出す放射性物質は検出限界値未満だった。
周辺の井戸からも高い値の放射性物質濃度は検出されていない上、16日に測定した際に別の場所で採取した汚染水を同時に取り扱ったことから、混入が原因と判断した。