２０１４年スローガンを発表した秋山監督

　ソフトバンクは１７日、新スローガン「俺がやる。」を発表した。日本一を奪回するために、一人ひとりが責任感を持ち、何事にも意欲的に取り組む懸命さが必要との思いを込めたもの。秋季キャンプ中に秋山幸二監督（５１）が「積極的にやる、自らがつかみとる、という感じの言葉がいい」と希望。それを参考に６０個近い候補が用意された中、最終的に指揮官が今回のフレーズをチョイスしたという。

　この決定を受け、チーム内では、指揮官の“変身”に期待が高まっている。これまでの秋山監督は、ナインへの訓示や審判への抗議など、自らが前面に出て“ゲキ”を飛ばすことがなかった。それが少なからず、チームの士気にも影響を与えたといわれていたが「監督自身に来年に関しては“俺がやる”という気持ちがあるんだと思うからね。スローガン同様にグイグイ引っ張ってくれるはずだ」（チーム関係者）というのだ。

　ＦＡ、新助っ人など大補強でソフトバンクは戦力が膨れ上がった。これに「選手をまとめ上げるためにも、監督が周りに進むべき方向性を示して引っ張っていってもらわないといけない」（別の関係者）との声も出ていただけに、秋山監督の「俺がやる」はなおさら大歓迎というわけ。

　新スローガンについて「（今年の流行語になった）“いつやるの。今でしょ”というのがあったけども、ファンの人には“誰がやるの。俺がやる”という感じで使ってもらえたら」と笑顔で話し、日本一に向けて「俺たちがやる」と宣言した秋山監督。来季はひと味違う指揮官が見られる！？