大韓野球協会は17日、ソウル市麻浦区のガーデン・ホテルで開かれた「野球人の夜」で、韓国に野球が初めて伝えられた年をこれまでの1905年から1904年に変更・訂正する「宣布式」を行った。
これは、同協会のイ・ビョンソク会長が「過去の野球に関する資料を見直した結果、米国人宣教師フィリップ・ジレットが韓国に初めて野球を伝えた時期は1905年ではなく1904年だったと確認された。それを文化体育観光部(省に相当)や教育部などに送り、教科書をはじめとする各種資料を訂正するよう要請した」と明らかにしたもの。
同協会によると、1958年にナ・ヒョンソン氏が『韓国運動競技史』を出版した際、『朝鮮野球史』(大島勝山太郎著、1932年)に出てくる韓国野球導入年度「明治37年」を1905年と誤って計算、その後、ほかの野球関連書籍がこれを引用して1905年が定説になってしまったとのことだ。