2013年12月18日13時27分
東京都の猪瀬直樹知事(67)が医療法人「徳洲会」グループから5千万円を受け取っていた問題で、自民党の高村正彦副総裁は18日、「職務権限と関係する人から5千万円の大金を受け取った外形的事実だけで、出処進退を決断するのに十分だ」と語り、辞任を促した。猪瀬氏は昼すぎに都庁に登庁したが、無言のまま執務室に向かった。
5千万円の資金提供について、猪瀬氏は都議会総務委員会であいまいな答弁を繰り返し、説明も二転三転。都議会は17日に審議を打ち切り、強い調査権を持つ「百条委員会」を設置する方針を固めている。
さらに、猪瀬氏が昨年11月に徳田虎雄前理事長(75)と面会した際、売却が決まっていた東京電力病院(新宿区)の取得を目指す考えを伝えられていたのに、都議会では「話題になっていない」と答弁していたことが朝日新聞の報道で発覚した。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ
PR比べてお得!