「全打席狙ってきた」中村紀洋のホームラン人生
2013年12月18日 11時00分
――話は変わるが、阪神からDeNAに久保投手がFA移籍。もしも阪神が人的補償を求め、ノリがプロテクトから外れれば「タテジマのノリ」誕生の可能性もあるかもしれないといわれているが、そのあたりはどう思っているのか
中村:それは選手の立場ではどうすることもできない。球団内で話し合われることであって、選手が口を出せることではない。与えられた立場で、グラウンドに立って最善のプレーをすることがプロの仕事。新聞やネットのニュースで話題になるくらいなので、そういうこともあるのかなと思う程度で、両球団にお任せするとしか言いようがない。
――来年に向けての抱負を
中村:ケガがないようオフに体を作って、ひとつでも多くチームに貢献するヒット、ホームラン、フィールディングをファンの方々に見てもらいたい。個人成績はもう考えていない。近鉄でリーグ優勝、中日で日本一を経験させてもらったから思うけど、勝たなければ個人成績に価値はないと思う。とにかく勝ちたいです。
☆なかむら・のりひろ=1973年7月24日生まれ。40歳。大阪市出身。大阪府立渋谷高等学校では2年夏に甲子園出場。91年のドラフト4位で近鉄に入団。94年9月18日の日本ハム戦(藤井寺)でサイクル安打。2000年には39本塁打、110打点で2冠王に輝いた。02年オフにFA宣言して近鉄残留。05年1月にポスティング申請し、ドジャースとマイナー契約を結んだ。06年にオリックス入り。ケガに苦しみ07年シーズンの契約がまとまらず、自由契約となり、中日に育成枠で入団。その後、支配下選手に昇格し、07年の中日日本一に貢献した。08年オフに2度目のFA権行使で楽天に移籍。10年に戦力外となり11年5月に横浜入り。13年に通算2000安打と400本塁打を達成した。
☆ようじ・ひでき=1973年、神戸市出身。関西学院大卒。98年から「デイリースポーツ」でプロ野球担当記者として活躍。巨人、ヤクルト、西武、近鉄、阪神、オリックス担当を歴任。2009年にはWBC取材班キャップとして2大会連続世界一を体感した。13年10月独立。ライター離れしたファッションセンスとトーク力で取材を展開。プロ野球だけではなくスポーツ全般、格闘技、芸能とジャンルにとらわれぬフィールドに人脈を持ち個性派路線を貫く。12月からアメーバブログ「楊枝秀基のワッショイ!! スポーツ見聞録」を開設した。
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