バーベキューで選手たちをもてなした星野監督

　Ｖ旅行中の楽天ナインが“闘将流おもてなし”のおかげで、来季のＶ２へ早くもモチベーションを高めている。

　今回のＶ旅行で星野仙一監督（６６）が「オレの唯一の仕事や」と話したのが、コーチや選手、裏方、その家族らで行ったバーベキューパーティーだ。ワイキキ郊外にある指揮官の知人所有の「２０億円ぐらいする」（星野監督）という別荘を借り、豪華な料理も用意。関係者たちは最高の時間を過ごし、一年の疲れを癒やした。

　そんな光景を笑顔で見守った闘将は「どうせなら、オレにしかできないことでみんなをねぎらってあげたい。これで、また頑張りたいと思ってくれればうれしいわな」。たしかに、Ｖ旅行だけでも豪華なのに、ここまで盛大なパーティーを開けるのも各界に顔が広い星野監督のおかげ。球界広しといえども、こんな思いをできるのは楽天ナインだけだろう。

　この“闘将流おもてなし”にはナインも感激。今回のハワイ旅行の最大の思い出になったようで「またみんなでバーベキューパーティーをしたい」「もう一度日本一になって家族を喜ばせたい」と口を揃えている。

　慰安旅行中にもかかわらず見事に選手たちのモチベーションを高めることに成功した星野監督。エース・田中将大（２５）の去就も含めてチームの戦力に関しては不確定な部分も多いが、ナインの気持ちは「また星野監督を男にしたい」で一致している。