公安が危惧するマスコミのアーチャリー争奪戦
2013年12月18日 11時00分
目黒公証役場事務長拉致事件などで起訴された、元オウム真理教幹部の平田信被告(48)の初公判が1月16日に東京地裁で開かれる。裁判員裁判で、中川智正(51)、井上嘉浩(43)、林泰男(55)の3死刑囚の証人尋問が予定されている。
公判に先立って平田被告は被害者遺族側と1000万円で示談が成立。平田被告から6月に遺族側に申し出ていた。出頭の際に400万円を支払い、出所後に残りを支払っていくという。遺族側が「事件の真相究明への協力」を求め、平田被告も合意したといい、どこまで話すか注目される。
死刑囚ら以外にも数十人の証人を予定しており、3月中の判決まで関心が高まるのは間違いない。そこでテレビなど大手マスコミが早くも動いている。
「麻原彰晃の三女アーチャリーの独占インタビューを取ろうと、各社で争奪戦になっているといいます。テレビだけでなく大手新聞も元日発売では独自ネタをやるのが恒例になっていて、そこら辺のタイミングで狙ってくるようです。三女も今はアラサーくらいでしょうか。過去の報道に対して反論もあるらしく、実現するかもしれません」(警察関係者)
アーチャリーといえば麻原死刑囚(58)が後継者に指名したとも伝えられている。オウムが改称した「アレフ」は麻原死刑囚から離れるどころか、原点回帰の傾向をみせているとされる。また、信者を増やしてもいる。そんな状況で後継者アーチャリーがメディアに出れば、影響は大きい。
「関心を呼ぶのは間違いありません。問題は信者を刺激すること。麻原回帰に拍車がかからなければいいのですが」と公安関係者は心配する。
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