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小学生の暴力10年前の6倍に12月18日 5時44分
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昨年度、学校が把握した小学生の暴力行為はおよそ8300件と、10年前の6倍に増えていることが分かりました。
文部科学省は、感情を言葉で伝える力の低下などが背景にあるとみています。
文部科学省が昨年度、全国の学校が把握した児童生徒の暴力行為の件数を調べたところ、小学校が8296件、中学校が3万8218件、高校が9323件の合わせておよそ5万6000件でした。
中学校と高校はここ数年、減少傾向ですが、小学校では前の年度に比べて1100件余り増加し、10年前に比べると6倍に増えています。
小学生の暴力行為の内容として最も多かったのが、「児童どうしの暴力」で5371件、次いで「器物損壊」が1725件、「教師に対する暴力」が1330件などとなっています。
これによって児童がけがをして医療機関で治療を受けたケースは826件、教師が治療を受けたケースは160件あったということです。
文部科学省は感情や考えをことばで伝える能力が低下したり、感情をコントロール出来ず暴力に頼ったりする傾向が背景にあると見ていて、自分の考えをことばで適切に伝えるトレーニングや怒りに対処する方法を学ぶ取り組みを進めていきたいとしています。
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