2013年12月18日12時45分
【広州=小山謙太郎】中国江西省の衛生庁は17日、今月6日に肺炎で死亡した同省南昌市の女性(73)から、H10N8型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。香港メディアによると、同型の人への感染は世界で初めて。
発表によると、人への感染力は弱いという。女性は先月30日に南昌市内の病院に入院したが、6日に呼吸困難となり死亡した。高血圧や心臓病などで免疫力が低かったほか、生きた鶏を扱う市場に行ったことがあるという。女性と関係が近かった人に感染者は出ていない。
香港ケーブルテレビは、「人で初めてのH10N8型の感染例だが、人から人にうつる危険性は低い」とする袁国勇・香港大教授(微生物学)の指摘を伝えた。
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朝日新聞国際報道部
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