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【社会】

バスラウンジ、やっと出番 中部空港、完成から5年

来年のゴールデンウイークごろに利用が始まるバスラウンジ棟の搭乗ゲート=愛知県常滑市の中部国際空港で(安田功撮影)

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 中部国際空港(愛知県常滑市)で、国際線の出発客をバスで旅客機まで運ぶ施設「バスラウンジ棟」が完成から5年を経て、来年のゴールデンウイーク(GW)ごろに利用が始まる。2009年に完成したが、航空需要の低落で未使用だった。来年から東南アジアとの直行便が運航されるなど、回復見込みの需要に備える。

 国際線ロビー東側にあるバスラウンジ棟は鉄筋3階建て、延べ8500平方メートル。空港ターミナルビルと離れて駐機する旅客機にバスで乗客を運ぶため、総工費30億円をかけ建設した。

 09年3月に完成したが、原油高騰やリーマン・ショックのため航空各社の撤退が相次ぎ、3階の一部店舗を除いて使っていなかった。

 中部空港では、来年3月から格安航空会社(LCC)のアジア最大手「エアアジアX」がマレーシア・クアラルンプールと、フィリピンのLCC「セブ・パシフィック航空」がマニラとの直行便を就航させ、いずれも週4便往復する。GW期間中は、チャーター便などの離着陸による混雑も予想される。

 出発客は通常、ターミナルビルの搭乗ゲートと機体の搭乗口を直接つなぐ通路で乗り込むが、出発便が集中する午前中、バスラウンジ棟を使うことにした。午前中に出発する3便程度に活用し、一日500人の利用を見込む。

 今後、3階のテナント部分にレストランなどの誘致も進める。

(中日新聞)

 

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