大手医療法人が政治家に資金提供するのは普通?
2013年12月18日 08時00分
【イケメンドクター・吉田眞の医学情報のウソ!ホント?】
(医療法人・徳洲会グループによる猪瀬直樹東京都知事への“資金提供”が大騒動に発展しているが…)病院を開業する場合、その許可は都道府県の知事から与えられます。病院管理には細かい決まり事がたくさんあり、それらをクリアしないと運営ができません。また、開業後も都道府県職員の立ち入り監査があり、基準を守れない場合は業務停止の命令が下ることもあります。
そうなれば病院の死活問題。だから病院経営者は、できるだけ当該地域の庁職員に良い印象を与えておかなければなりません。地元議員の口添えがあれば、印象は良くなることが予想できます。
こうした地方議員との癒着は、病院開設・監査の便宜だけでなく、助成金の工面や院内で起きた事故や内部告発のもみ消しにも役立つ…かもしれません。さまざまな面から考えると、病院経営者は地方議員と仲良くなっておく方が得なのです。
特に徳洲会のような全国規模で展開する医療法人では、国会議員のサポートも必要となります。彼らが知事に献金することは、業界的には十分にあり得る話なのです。
☆よしだ・しん=総合診療科医を経て、現在は精神科医。非常勤医師として、刑務所、少年院、ホームレス支援施設、高齢者の在宅診察などに従事し、精神医療のディープな部分につかる。2009年にはラジオパーソナリティーを務めた。
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