天使の巻き毛

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人間のすべての欲は、本来満たされているはずの愛の欠落から生ずる
あなた方を満たすものは、あなた方が愛と呼ぶ宇宙元来の本質以外にない


「二元性の世界観が生み出す人と人との壁は、あなた方を満たすはずの愛の流動を遮断し、さらに、その空白を満たそうとする愛欲を生む。
あなた方の社会は、その欲というものを欲しているのだ。
もしもあなた方の社会の多くの男女が本質的な愛に満たされたとしたら、人々はそれだけで満たされ、質素な中で充分な幸せを満喫できるようになってしまう。」 との千賀一生氏著「ガイアの法則�」より




「あなた方の利益社会は様々な欲望を売りさばくことができなくなり、発展エネルギーを失うことになる。
だからあなた方の社会は、愛に満たさせまいとする操作性を帯びるのだ。
文明の維持者たちは、あなた方の男女関係が資本主義のあり方そのものになるよう見守り続けている。
愛する相手に自身を捧げるのではなく、自身が損をしないように付き合い、その一方で相手を自分のものとして獲得しようとするあなた方の男女のあり方は、資本主義のあり方そのものであることに気付く必要がある。




男女こそは、宇宙が与える宇宙の縮図であり、この縮図に歪みがある以上、あなた方の魂は本質的な愛に満たされることはない。
だが、病的なまでの愛の欠乏によってあなた方が行き着くことになる恋愛マニュアルから恋愛心理本に至るまで、男女の愛を求めるものへの情報が、その真の実現を根底で阻む観念情報で溢れている現状をあなた方は見抜かなければならない。


誰かの愛を自分のものにしたいという強い所有愛は、対抗型観念の裏返しでしかない。


所有愛は、それが手に入らない時、心は落ち着きをなくし、時に対抗心理へと転ずるようにそれは依存心理であり、依存は、対抗を生むのだ。




いかにしたら理想の異性を手に入れられるかといった所有愛の情報は、いかにもあなた方の望む愛を成り立たせるかに見えるが、それらの容認は、逆に潜在レベルでは、真に調和的な愛を不成立にさせる観念形式情報であることをあなた方は見抜いていない」






「対抗型所有観念がいったん形成されてしまうと、異性との関係は成り立ち難くなり、愛ある家庭を築くことが困難となる。


実際、あなた方の社会は、そうして、世界的に愛の不成立・家庭の不成立へと
進行させられ、暖かさのある愛や家庭は不在となり、この大地が促し始めている母性文明の誕生をはばんでいるのだ。


あなた方は、今、社会の矛盾に多くの人が気付きはじめてはいるが、しかし、文明維持者たちによるこうした直接、関節の心理コントロールは、容易に見破られることなくあなた方を現状維持にとどまらせている最後の砦となっている。

だが、今は、木々が冬には葉を落とすように、それが崩壊しなければならない時なのだ。よく覚えておくのだ。
新しい時代は、女性たちの、自身の性質への真の目覚めから始まるのだ」



「女性が愛する男性に自身をあけわたすには、宇宙への絶対的信頼を必要とし、それは、女性の中に宿る男性性が、宇宙の叡智に自身を真に委ねられるかどうかにかかっている。
これが実現される時、自立と自由の両者があなた方に与えられることになる。

現代のあなた方の文明を超えるには、現代的方法論でそれに対抗しようとするのでは不可能だ。対抗は、歪んだ男性原理にさらに拍車をかける道でしかない。変容は、本質の変容から始まるのであり、再奥の一点から始まるのだ。
そのためには、現象の世界の裏側の変容が必要となる。


万物は陰陽で成り立つが、単一の陰陽で成り立つ存在は、この宇宙に存在しない。
陰陽の裏には必ず内なる陰陽が潜んでいる。
その内なる陰陽が変容のカギとなる。
内なる陰陽の裏にはさらなる陰陽があり、そうして万象は、16ビートの構造で流転するのである。




我々は、長い歴史の集積によって、女性の内なる男性性がどうあるかが、豊かな社会構造の実現にとって不可欠であることを知っていた。
同時にまた、男性側の内なる女性性の目覚めも必要であることを知っていた。


我々神官が形成させた神殿内における巫女たちの位置付けや、育成は、そうした数千年に及ぶ歴史の学びに根付くものであった。




ただ、我々は、それを男性原理的に実現させる方向へと進むことで失ったのだ。我々のあり方は決して万全ではなかった。
あなた方に我々が望むものは、我々がなしえなかったその完全なる実現にある



「存在と真に一つになる時、あなた方の不安、恐れ、疑いなどの観念は消滅し、悦びのみの心となる。
この、宇宙との一体性を達成させるものは、宇宙の導き以外にない。



宇宙は、存在を悦びの内に導こうとする。
ゆえに、人間にとって、その導きは、悦と感じ、快と感じる。


こうした本来的快感覚の奥に真の導きがあることを忘れてはならない。


人間本来の快感覚に耳を傾ける時、自ずと人間は必要な献身性が至福の内に表されるようにできている。


あなた方は、ただただ内的快感覚に従うだけですべては流動するのだ。


あなた方の体は、すべてを知る神殿だ。


あなた方が母性を失ったのは、体が伝えるこの宇宙言語を聞けなくなったからだ。


その導きに従い、宇宙につながる時、献身性を適切に表現するようにあなた方はできており、あなた方が『不利』と認識するポジションこそ、最も多大な創造的エネルギーが流動する受容ポジションであることを我々は理解していた。


それゆえ、たとえば一人の女性が自身の快なる導きに身をゆだね、その導きにすべてを捧げて生きるとするならば、そうして生ずる宇宙的次元の流動は、生きること全体を至福とさせ、必ずその流動に見合う出会うべき男性を引き寄せるようにできている。


宇宙に身をゆだね切る時、宇宙はあなたを悦びの内にゆり動かし、あなたがゆり動かされる時、宇宙もまたゆり動かされ、身をゆだねることのできる異性が出現するのである。




完全なるゆだねにある時、あなた方はまだ実現化していない見えざる未来を確信できるようになり、偶然の出来事や出会いに振り回されることはなくなる。


不安や恐怖の観念領域で生きる間は、その観念が観念通りの現実を引き寄せる。


出会うべき相手との出会いも、あるべき関係も、あなた方自身が拒絶しているのだ。


自身の個人的な意志の行使によって愛を獲得しようとする時、あなた方は、相手との関係だけでなく、万象との間に摩擦を生み出すことになる。


現代のあなた方のほとんどがこの誤りを犯し、自ら作りあげた呪縛によって
自らを苦しめている。




対抗観念が習慣化している現代のあなた方にとって、宇宙的流動を取り戻す一番の近道は、自身の感情や感覚が、宇宙へのゆだねの状態にあるかどうかを
客観視することだ。


心地よいと感じる心でない時、人間は観念の世界に生きており、現実を生きてはおらず、それは、宇宙の流れから外れていることを意味している。


だが、そうした状態に自身があることを客観的に認識し続ければ、あなた方の人生は大きく変容しはじめる。


なぜなら、人間には、体に自然治癒力があるように、心にも宇宙に自動的につながろうとする性質が本来的にあるからだ。


たとえば誰かとの関係で傷つけられたと感じる時、その自身の思いや状況からいったん離れ、すべてを客観的次元から見ることができれば、あなた方は独特の意識の変化を感じるはずだ。


これは、無意識の世界で自立作用が生じ始めるからだ。


不安定な依存と対抗の観念世界から意識が真の現実に戻ろうとするのである。


そうして自立状態へと至って真のゆだねが成立するのである。




この時に生じる自立力は、自我が揺るがされる度合いが大きいほど大きくなる。


自我にとって大きな苦痛に感じられ、自身が犠牲者、あるいは被害者と感じられるハードルに直面する時、あなた方は節目の時を迎えているのだ。


その中に自ら献身することで、聖なる柱は立てられる」






「自我を超え、完全なるゆだねの次元へと至れば、あなた方は必ず異性を本質から満たすようにできている。


献身とは、積極的受動原理であり、献身した対象を通し、逆に献身者は自身に必要な力を授かり、新たな創造へと向かうのである。






真の『あけわたし』が起こるとき、男女間には、あなた方の想像を絶するほどのエネルギーの流動と変化がもたらされる。


ことに、人類全体がこの次元へと至る時、人類そのものを変容させるものとなる。




宇宙的受動原理である女性性にふれる時、男性性は必ず宇宙的創造エネルギーを生み出すことになる。


だが、逆に、宇宙的女性性が得られない時、男性性の『力』は低次に表現され、性的暴力や倒錯心理等の病理を生み出す。


男女が宇宙的陰陽性を失う時、どんなに理性では愛を表現しようとしても、
すべては本質で破壊性へと向かうのだ。


これが今のあなた方の実態だ。


陰陽を超えるためには、陰陽を真に成就させ、流動させなくてはならない。


ゆえに、我々は、異性間に表れる宇宙的異質性を至上の神性として畏敬し続けた。


そしてこの畏敬による関係こそ、我々の、真の自己に出会うための神官と巫女たちのあり方でもあった」


「宇宙万物が、陰は陽によって創造へと向かい、陽は陰によって創造に向かうのは、陰の裏には陽が、陽の裏には陰が潜むからだ。




男性は、女性性に出会う時、内部の女性性、すなわち宇宙的献身性が触発される性質を有している。


女性から完全なる献身性を提供される時、あるいは、完全なる献身性に生きる女性のエネルギーに接する時、男性は、潜在次元において、男性特有のより高次な献身性の発生がうながされるのだ。


男性の内的献身性は、男性特有の宇宙とのつながり、すなわち叡智的流動を
よりダイナミックにさせる。


女性における宇宙的流動が愛としての性質を強く表すように、男性のそれは、
叡智としての傾向を強く表す。


この宇宙的流動による叡智なるものを、我々は、すべてを知る神の叡智として理解していた。

この、宇宙から受け取る叡智こそが、女性が安心してその男性に身をゆだねることのできる、女性が必要をする大いなる愛なのである」

「愛と叡智は、本来、同一であり、表現領域が異なるだけだ。


自身や愛する人に巡りくるどんなハードルも超えることができ、その向こうにあるより高次な世界へと至らせる叡智こそ、男性性が表す至上なる力である。


現代のあなた方は、理性判断と妄想的欲求との矛盾を行ったり来たりしているだけで、真の叡智なるものを知らない。


叡智は、すべてを知る源泉からの力であり、すべてを統合し、万象を守護し、
存在を崇高な次元へと導く力だ」




~ガイアの法則より一部抜粋~



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