福岡~関西便運休で調整12月17日 19時19分
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業績の悪化のため、不採算路線の見直しを進めている航空会社のスターフライヤーは、来年2月に福岡・関西便を運休し、その後、福岡・中部便を新たに就航させる方向で、調整を進めていることが関係者への取材でわかりました。
北九州市に本社があるスターフライヤーは、円安による燃料費の高騰などで当初、黒字を見込んでいた今年度の最終損益は、17億円余りの赤字となる見通しで、不採算路線の見直しや人員の削減など経営の合理化を進めています。
合理化策の1つとしてスターフライヤーは現在、1日4往復運航している福岡・関西便を来年2月下旬に運休し、新たに来年3月末から福岡・中部便を、1日3往復就航させる方向で調整を進めていることが関係者への取材でわかりました。
スターフライヤーは、唯一の国際定期便の北九州・プサン便を来年3月で運休することを発表していますが、国内線の見直し案が明らかになるのは今回が初めてです。福岡・関西便は10月に就航したばかりですが収益は赤字で、4つある国内線の中では搭乗率も最も低いということです。
一方、中部空港は関西空港と比べると、新幹線との競合も少なく、収益の改善が期待できるとしています。
スターフライヤーが中部空港に進出するのは初めてで、一連の合理化を通じて来年度の黒字化を目指すということです。