全国農業協同組合連合会(全農)や飼料各社は17日、家畜に与える配合飼料の来年1~3月期の農家向け販売価格を引き下げると発表した。値下げは2四半期連続で下げ幅は0.8%前後。トウモロコシの国際価格の下落を反映する。
値下げ幅は最大手の全農が1トン当たり500円、日清丸紅飼料が520円、中部飼料が450円など。大手飼料各社の1~3月期の推定販売価格は1トン6万5400円(全畜種平均、運賃別)になる見込みだ。前年同期比では3%強高い。
1~3月期の配合飼料の原料に使う10~12月期の穀物相場は、主原料のトウモロコシのシカゴ先物が1ブッシェル4ドル台前半で推移した。米国の豊作が確定したため4ドル台後半だった7~9月期から水準が下がっている。
一方、為替相場がやや円安・ドル高に振れ、船の運賃が上昇傾向だったため小幅な下げにとどまった。副原料の脱脂大豆(大豆ミール)も中国や東南アジアの需要増を背景に下がりにくい。
10~12月期は農家に使用量1トン当たり700円支払われた補填金は1~3月期は解消される見込み。全農の担当者は「農家の経営環境は依然として厳しい」という。
全農、全国農業協同組合連合会、配合飼料、日清丸紅飼料、中部飼料
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