肉用牛になる子牛の取引価格の上昇が続いている。農畜産業振興機構(東京・港)が17日にまとめた11月の平均価格は和牛(黒毛和種)が1頭52万7750円(去勢・雌平均)で前月に比べて4.3%上がった。一般に和牛と乳牛をかけあわせた交雑種は33万2027円で同10.1%高い。
口蹄疫(こうていえき)や東日本大震災の影響が尾を引き、子牛の出荷頭数は少ない状態が続いている。11月の黒毛和種の取引頭数は約3万頭で前年とほぼ同水準だったが今年に入って大半の月で前年を下回っている。
肥育農家は年末年始の需要期に合わせて肉牛を出荷することが多く、空いた牛舎に導入するため新しい子牛の仕入れ意欲が高まる。枝肉価格が高いことも一因だ。ただ高値の子牛を仕入れたくはないが「とにかく生産しなければ資金繰りが回らない」(福島県の肥育農家)との声もある。
交雑種は同機構が調査を始めた1994年以降の最高値を更新。和牛子牛が高く取引量も少ないため、交雑種を仕入れる肥育農家もあるようだ。
和牛
日経平均(円) | 15,278.63 | +125.72 | 17日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 15,869.98 | -14.59 | 17日 13:23 |
英FTSE100 | 6,486.19 | -36.01 | 17日 16:35 |
ドル/円 | 102.56 - .58 | -0.39円高 | 18日 3:18 |
ユーロ/円 | 141.21 - .22 | -0.63円高 | 18日 3:18 |
長期金利(%) | 0.665 | -0.020 | 17日 14:57 |
NY原油(ドル) | 97.48 | +0.88 | 16日 終値 |
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