半導体大手、米フリースケール・セミコンダクタは2014年度、速度など走行中の車載情報をクラウド上で分析、自動車の維持管理や安全走行に役立てる実証実験を始める。トヨタ自動車のレーシングカーを使い、タイヤの異常を自動検知するシステムなどを開発する。機器間通信(M2M)の拡大を見据え、次世代の車載半導体技術を開発する。
フリースケールの日本法人(東京・目黒)のディビッド・ユーゼ社長は17日、都内で記者会見し、実証実験の結果を「市販車向けの半導体開発にいち早く展開したい」と語った。レーシングカーの走行中の速度や車載カメラで撮影した走行写真のほか、ドライバーの心拍数を測るセンサーのデータも集める。
一部のデータはクラウドでリアルタイムで分析し、車の異常を知らせてドライバーに伝える。シートベルトにセンサーを付けて、医療機関に送信する技術も研究する。大量の走行データは車庫内で自動的にクラウドに上げて分析、自動車の故障を自動通知する技術を確立すれば、自動車ディーラーの新しいサービスにつながるとしている。
同社は12年度からレーシングカーを使った実証実験を進めている。
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