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-出産・育児の無料化の推進-
北欧諸国では原則出産費用がほとんどかかりません。出産前の定期検診や超音波検査、また出産後のさまざまな検診なども基本的に無料です。子供の医療費や教育費も原則無料なので、出産や子育てに関してお金の面での心配がないというのは大きいでしょう。ちなみに日本では生まれたばかりの子供は新生児の部屋に集められますが、北欧では出産後、母親の部屋で一緒に過ごすのが一般的。父親も一緒に過ごせるファミリールームもあります。
フィンランドには子育て支援の一つに、マタニティ・パッケージがあります。これは、おむつや服、タオル、おもちゃや絵本など、出産後、当面必要になるものが入った段ボール箱のセット。段ボール箱自体をベビーベッドとして使うこともできるという何とも実用的なプレゼントで、フィンランドの社会保険組織から支給されます。
実用性があるのはもちろんのこと、デザインも素敵です。マタニティ・パッケージの代わりに現金をもらうこともできるそうですが、やはり充実した内容のマタニティ・パッケージは人気が高いようです。このマタニティ・パッケージは先日イギリス王室でロイヤルベビーが誕生した際に、フィンランドからキャサリン妃へ贈られたそうです。ニュースなどでも大きく取り上げられたため世界から注目が集まり、マタニティ・パッケージを販売してほしいとのオファーも来ているそうです。