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内柴元選手に2審も実刑判決12月11日 14時48分
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オリンピック柔道男子の金メダリスト、内柴正人元選手が酒に酔った大学の女子柔道部員に暴行した罪に問われた裁判で、東京高等裁判所は無罪の主張を退けて、1審と同じ懲役5年の実刑を言い渡しました。
アテネと北京のオリンピックで連続して金メダルを獲得した元柔道選手の内柴正人被告(35)は、おととし、客員教授を務めていた熊本県内の大学の女子柔道部員が酒に酔って寝ている間に暴行した罪に問われました。
1審の東京地方裁判所がことし2月に懲役5年の実刑を言い渡したため、無罪を主張する元選手が控訴していました。
判決で東京高等裁判所の金谷暁裁判長は、「被告は被害者が抵抗できない状態ではなかったなどと主張するが話の内容は不自然なうえ、不合理で信用できず1審の判断に誤りはない」と指摘して1審と同じ懲役5年の実刑を言い渡しました。
判決が読み上げられる間、内柴元選手は、ずっとうつむいていて、言い渡しを終えた裁判長が「理由は分かりましたか」と聞いたときも天井を見上げたまま、身動きしませんでした。
判決の後元選手側は、「不当な判決だ」などとして最高裁判所に上告しました。
上告して無実訴える
内柴元選手は弁護士を通じて、「上告して自分の無実を訴えたいと思います。応援してくれる人には感謝しています」などとするコメントを出しました。
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