韓国軍 敵航空機の自動識別射撃システム導入へ
【ソウル聯合ニュース】飛行基地上空に接近する敵の航空機を自動識別し射撃するシステムが韓国軍に導入される。
韓国防衛事業庁は17日、空軍の局地対空防衛作戦を遂行する自動射撃統制システム「飛行基地対空射撃統制体系」の導入契約を結び、本格的な量産に入ると発表した。
2011年から昨年まで25億ウォン(2億4500万円)を投じサムスンタレス社の主導で開発された同システムは、敵の航空機の高度、位置などの情報をリアルタイムで把握し自動で射撃する。
軍はこれまで音声警報にのみ依存する短距離防空兵器発射システムを運用してきた。
同庁関係者は同システムが戦力化されれば敵の航空機によるリスクを自動で識別し短距離防空兵器の射撃命令を出すと説明した。その上で、「空軍の戦術指揮統制(C41)システムと連動させ作戦の効率を最大化できる」と話した。
空軍准将は「敵の脅威に対する早期対応能力を確保でき、戦時領空防衛の中核戦力となる空軍飛行基地の生存性を向上させるだろう」と評価した。
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