みなさん、こんにちは。
今回は、ダイナミック・ブレーキ・ライト(別名、エマージェンシー・ストップ・ランプ)の感度設定についてご紹介します。
ダイナミック・ブレーキ・ライトは皆さんご存知だと思いますが、急ブレーキをかけた時に後続車両に注意喚起するためにブレーキライトが激しく点滅するという、縁の下の力持ち的機能です。
私もあまり意識したことがないのですが、実はコレ、かなりの急ブレーキをかけないと発動しないので、めったにお目にかかることはありません。
どのくらいの急ブレーキかというと、これまた難しいですが、感覚的には時速50km以上でABSをおもいっきり効かせたフルブレーキという感じでしょうか?
確かに、ここまで急ブレーキ踏めば後続車両もびっくりデス。
ただ、これ、設定で感度を変更できます。
つまり、「う~ん、そんなに急ブレーキというわけではないけど、後ろのクルマがぴったりくっついてるから油断して追突されるとやだなぁ。。。」というような、微妙な急ブレーキの時にも発動するようにできるんです。
変更するパラメータは、FRMモジュールの、
ESS_GESCHW_SCHWELLE (速度設定)
と
ESS_ON_VERZ (圧力設定)
です。
では、詳しく解説します。
まず、ESS_GESCHW_SCHWELLE (速度設定)ですが、パラメータは2つあってデフォルトはECEです。
それぞれの違いを記述すると、下記の通り。
ECE = Werte 32 = 50(10進法) = 50km/h
US = Werte 05 = 5(10進法) = 5km/h
デフォルトのヨーロッパ仕様だと、時速50km以上でないと発動しないようですね。
50km/h未満の急ブレーキは警告する必要ないのでしょうか?かなり疑問です。
それに比べてUS基準は時速5kmで、かなり敏感というか発動しやすいです。
お国柄なのでしょうか。。。個人的には発動しやすくしたいので、ここはUS基準を選択してみました。
次に、圧力設定のESS_ON_VERZ ですが、パラメータは3つあって、デフォルトはECEです。
それぞれの違いを記述すると、下記の通り。
US = Werte 0A = 10(10進法) = 10 x 0.5 m/s2 = 5m/s2
ECE = Werte 0E = 14(10進法) = 14 x 0.5 m/s2 = 7m/s2
ECE_M_Sport = Werte 10 = 16(10進法) = 16 x 0.5 m/s2 = 8m/s2
m/s2は重力加速度の単位らしいですが、それが一体どれだけの圧力で踏むものなのかはわかりません。。。
わかっているのは、少なくともデフォルトではECEというヨーロッパ仕様になっていて、結構な力で踏まないと発動しない、ということです。
こちらもUS基準のほうが発動しやすいですね。
警告は早めに、というのが米国流なのでしょうか?
そこで、これをUSに変更してみました、、、が、これでもなかなか発動しません。。。
とりあえず、私の勝手な感覚で、Werte=07(3.5m/s2)と直接指定してみると、まぁなかなかいい塩梅で発動してくれるような紀がします。(うーん、でもちょっと敏感すぎるかな?Werte=08くらいがいいかも)
ということで、ここらへんは好みの問題ですかね~
もしかしたら、US基準に戻すかもしれません。
動画を撮影しましたので、御覧ください。
http://youtu.be/i4OIJBdKVHg
Posted at 2013/03/23 04:31:12 | |
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