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南スーダンの首都で銃撃戦 クーデターか
12月16日 23時19分

2年前に独立したアフリカの南スーダンの首都ジュバで軍の部隊どうしで銃撃戦が起き、キール大統領は政治的対立を背景としたクーデターの企てとの見方を示したうえで、企ては失敗に終わり事態は収束に向かっていると強調しました。

南スーダンの首都ジュバにある軍の施設の近くで15日夜、およそ1時間にわたって爆発音や銃声が鳴り響き、軍の部隊どうしで戦闘が起きました。
南スーダンでは政権与党内部での主導権争いが表面化したことしの夏以降、政治的に不安定な状況が続いていて、キール大統領は16日午後、記者会見し、大統領と対立関係にあった前の副大統領に近いグループによるクーデターの企てとの見方を明らかにしました。
そのうえで「企ては失敗し、ジュバの治安はわれわれが掌握している」と述べ、事態は収束に向かっていると強調しました。
ジュバの日本大使館によりますと、軍の施設から数キロ離れた日本大使館でも一時、体に振動を感じるほどの爆発音が聞こえたものの、その後、目立った爆発音や銃声は聞こえなくなっているということです。
しかし、市内の一部では戦闘が続いているとの情報もあり、日本大使館は現地に住む日本人に対して、事態が完全に収束するまで自宅に待機するよう呼びかけています。
南スーダンには、陸上自衛隊の施設部隊などおよそ350人が国連のPKO=平和維持活動のために派遣されていますが、今のところ被害の情報はないということです。

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