それ以降、サッカー史に残る数多くの名選手がW杯で10番を背負ってプレーするようになる。まず南米・中南米から見ると、ブラジル代表ではジーコ、レオナルド、リバウド、ロナウジーニョ、ネイマール、アルゼンチン代表ではマラドーナ、メッシ、ウルグアイ代表ではフランチェスコリ、レコバ、フォルラン、コロンビア代表のバルデラマ。
欧州ではイングランド代表でリネカー、オーウェン、ルーニー、イタリア代表ではロベルト・バッジョ、デル・ピエロ、トッティ、デ・ロッシ、オランダ代表ではフリット、ベルカンプ、セードルフ、ファン・デル・ファールト、スナイデル、ドイツ代表ではミュラー、マテウス、フランス代表ではプラティニ、ジダン、スペイン代表ではラウール、モリエンテス、セスク、他にもユーゴスラビア代表のストイコビッチ、ルーマニア代表のハジ、ポルトガル代表のルイ・コスタ、等々、キラ星のような選手たちが10番を背負ってプレーしてきた。
また、クラブでも攻撃面で活躍する多くのスター選手が10番をつけている。本田が入ったミランではフリット、サビチェビッチ(ユーゴスラビア)、ボバン(クロアチア)、ルイ・コスタ、セードルフ。そのライバル、インテル・ミラノではマテウス、ベルカンプ、ロナウド(ブラジル)、バッジョ、セードルフ、スナイデル、ユベントスではプラティニ、バッジョ、デル・ピエロ、テベス(アルゼンチン)。
銀河系軍団と呼ばれたスペインのレアル・マドリードではセードルフ、フィーゴ(ポルトガル)、ロビーニョ(ブラジル)、そのライバルのバルセロナではリバウド、ロナウジーニョ、イングランドの名門マンチェスター・Uではベッカム(イングランド)、ファン・ニステルローイ、ファン・ペルシ(オランダ)、アーセナルではベルカンプ、ファン・ペルシ、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンではマテウスとスターばかりだ。
現在でもバルセロナの10番はメッシ(レアル・マドリードの10番は欠番)、バイエルン・ミュンヘンはロッベン(オランダ)、マンチェスターUはルーニー、イタリア・ASローマはトッティ、フランス・パリ・サンジェルマンはイブラヒモビッチと、そうそうたる選手が揃っている。本田は名門ミランの10番としてその一角に名を連ねるわけだ。