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【プロ野球】

ヤンチャなまま来い 星野監督が松井裕にメッセージ

2013年12月17日 紙面から

高台からホノルルの市街地を見下ろす楽天・星野監督=ホノルルで(井上学撮影)

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 【ホノルル(米ハワイ州)井上学】ヤンチャでもいい、大きく育て! 優勝旅行中の楽天・星野仙一監督(66)は15日(日本時間16日)、ドラフト1位の松井裕樹投手(18)=桐光学園=に対して、「ヤンチャなままで入ってこい」と熱いメッセージを送った。

 高台からホノルルを見下ろす。松井裕の育成方法を聞かれた指揮官はニヤリと笑い、麦わら帽を外した。「素材が素晴らしいから、いろいろと手を加える必要がない」。競合となったドラフト会議では、立花社長が当たりくじを引き当てると、親指を上げて喜んだ。それほど、怪物左腕にほれ込んでいた。

 新人を受け入れるときは、いつも「ゼロか100でいい」と待ち構えている。投手であれば、大エースに育つか、または『外れ』で終わるか、ということだ。すでに来春の久米島キャンプでは1軍スタートで英才教育することを決めている。小さくまとまった投球は望んでいない。今季は24勝無敗の田中が、球団初のリーグ優勝と日本一に導いた。絶対エースの来季メジャー挑戦は、現時点で微妙な情勢。ただ、その去就にかかわらず、チームを引っ張り上げることのできる大黒柱は育成しなければならない。

 「今はメジャーに行こうかという投手は田中しかいない。松井裕や森(昨年のドラフト1位)とかも、それぐらい騒がせるようになってほしい」。ヤンチャな方が大きく育つ。闘将は田中クラスのエースに成長する日を楽しみにしていた。

 

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