2013.12.17 05:02(2/3ページ)

一流選手への道!虎・掛布DC、良太よ今成よ“恋人”グラブ探せ

特集:
2013ドラフト会議
美津和タイガーのバットでポーズをとる掛布DC。新井良(右)、今成(左)らに最高のグラブを発掘し、一生ものにすることを訴えた(撮影・小倉元司)

美津和タイガーのバットでポーズをとる掛布DC。新井良(右)、今成(左)らに最高のグラブを発掘し、一生ものにすることを訴えた(撮影・小倉元司)【拡大】

 「懐かしいよなぁ…」

 掛布DCはグラブを手にポポンッと、たたいた。当時の記憶が走馬燈のように蘇ってくる。憧れの先輩に道具の大切さを学び、それを貫いた。職人への感謝の気持ちが野球人生を支えた。まな弟子たちにも実践してほしい。その一心だった。

 「僕は1つのグラブを10年ぐらい使った。道具に対するこだわりを、もっと個々がもっていいんじゃないですか」

 秋季キャンプで指導した新井良は巨人・村田モデルのグラブを新たに作り、三塁死守に燃えている。だが、掛布DCはさらなる向上を促した。

 「村田モデルじゃなく、それから味付けをして良太モデルにしていかないと。今成にしてもそう。金本も(グラブを)長く使ったんじゃない!? 新庄や(藤田)平さん、平田(2軍)監督も」

 “恋人”を探し、愛する。それが一流選手への道であると説いた。

 「(道具との関係は)お互いに育てられたし、育てた。育つグラブと、最初はすごくベッピン(見た目がよくて)だけど育たないのもいる。育てて、よくなっていくのもある。不思議なんだよねぇ」

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