「150キロにこだわる」浅尾に中日首脳がハラハラ
2013年12月17日 11時00分
来季の完全復活を目指す中日・浅尾拓也投手(29)にチーム内で不安の声が出ている。目標のひとつに「常時150キロ台が出るようにしたい」と掲げているのが「逆に足を引っ張るのではないか」という。
2011年に浅尾はセットアッパーとして初のMVPを獲得。その原動力となったのは150キロを超えるストレートだった。しかし、12、13年と右肩痛を発症。いずれも終盤に復帰したが、ストレートは140キロ台とスピードが落ちた。それを元に戻したい考えで、今オフには山本昌らが長年通う鳥取のスポーツ施設「ワールドウィング」に“初入門”するなど150キロ復活に躍起となっているのだが、チーム関係者はどうにも気になるという。
「浅尾はあまり球速にはこだわらない方がいいんじゃないか。もちろんスピードが戻ればいいよ。だけど、もし150キロが出なかったらどうなるのか。頑張った分だけ落胆が大きくなってしまうんじゃないか。真面目で気に病む性格だからダメだった時の反動の方が心配だ」
故障につながる危険を指摘する声もある。「真っすぐの球速にこだわれば、どうしてもブルペンなどで力が入ってしまうだろう。特にボールに納得がいかないと余計に力が入る。故障が再発しかねない。そしたら元も子もなくなってしまう」(球団首脳)
剛腕投手としてファンに認知されている浅尾。150キロ復活は、そんなファンの期待に応えたいとの思いもあるのだろうが、周囲は「140キロ台でも十分」と今からハラハラしている。
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