皆川（左から３人目）はビッグマウスでJに殴り込みをかける

　目指すは広島の黄金時代到来と日の丸戦士だ。中央大学が16日、東京都内の多摩キャンパスでサッカー部のＪリーグ入団内定選手の記者会見を開いた。注目は今年のユニバーシアード競技大会（カザン）に日本代表として出場し、広島入団が決まったＦＷ皆川佑介（22）だ。

　１８６センチ、84キロという恵まれた体格でフィジカルの強さには定評があり、広島のＦＷ陣にはいないタイプで期待も大きい。「前線で体を張って、強引に突破することもあります。足元にも自信はあります。サンフレッチェのユニホームに袖を通す以上憧れだけではダメですし、一日も早くレギュラーを取りたい」と目を輝かせる。

　目標は広島で先輩となるＦＷ佐藤寿人（31）。「寿人さんがエース格だけど、自分が担わないといけないという気持ちで３連覇に少しでも貢献したいです」と闘志を燃やす。

　そして、視線の先には日本代表がある。中央大ＯＢにはＭＦ中村憲剛（33＝川崎）がいるが、それ以来代表クラスの選手は出ていない。それだけに「日の丸を背負える選手になりたい」と宣言。大型ＦＷがＪに殴り込みをかける。