(cache) IT工務店　店主のつぶやき日記:Dir関数を繰り返し使う場合の注意(エクセル2010VBA)

Dir関数は、ファイルやフォルダを検索する関数ですね。
例えば、
Fname=Dir("FoluderA￥A.xls")
のように書いた場合、
FoluderAのフォルダの中にA.xlsと言うファイルが存在すれば、
Fnameには"A.xls"と言う文字列が返され、
存在しない場合は""（長さゼロの文字列）が返ります。

FoluderAの中に01A.xls、02A.xls、03A.xls・・・と言うように、
〇〇A.xlsと言うファイルが複数あり、それぞれのファイルに対し、
処理を行いたいと言う場合は、ワイルドカード（小文字半角の＊）を使う方法があります。
Fname=Dir("FoluderA￥＊A.xls")
このように書くと、まず、01A.xls（と言うか最初に検索されたひとつ）が返ってきます。
残りのファイルを検索したい場合は、
Fname=Dir
のように引数を付けないで書くと、次の02A.xlsが検索されます。
さらにFname=Dirと書けば、03A.xlsを検索・・・と言うようになります。

つまり引数を付けないDir関数は直前に使用したDir関数の引数が使われると言う事ですね。

したがって、例えば次のように書きますと、
Fnameに""""（長さゼロの文字列）が返るまでLoopしますので、
FoluderA内の〇〇A.xlsと言うファイルすべてに対して、
同じ処理が出来ます。

Sub Sample()
Dim FName as String
          Fname=Dir("FoluderA￥＊A.xls")
　　　 Do Until Fname=""
　　          Call   SumpleSub(FName)
               FName=Dir     ・・・①
         Loop
End Sub

Sub SumpleSub(HikisuFname as String)
       HikisuFname のファイルに対する処理
End Sub

ところで、ここで今日のテーマなのですが、
注意が必要なのは、SumpleSubの中でも、
Dir関数を使った場合です。
例えばFoluderBと言うフォルダにも同じファイルが存在する場合に、
何かをすると言うような場合、
Sub SumpleSub(HikisuFname as String)
　　　Dim Fname as String
        Fname=Dir("FoluderB￥" & HikiSuFname)
       If FName <> "" then
          「FoluderBにHikiSuFnameが存在する場合の処理」
　　 End If　
End Sub

さて、私の言いたい事はもうお分かりと思いますが、
このように書くと、
上記①の引数なしのDir関数の引数は、何を引き継ぐかと言うと、
SumpleSubの中の、("FoluderB￥" & HikiSuFname)になる、
と言う事です。直前のDir関数を引き継ぐのですから当然ですね。

Dir関数は書きやすい関数なのでよく使いますが、
時にこう言う落とし穴もあるので注意が必要です。

名前:
メール:
URL:
	情報を記憶:	評価:	顔星

コメント:

IT工務店　店主のつぶやき日記

2013年04月23日

Dir関数を繰り返し使う場合の注意(エクセル2010VBA)

この記事へのトラックバックURL

IT工務店 店主のつぶやき日記

2013年04月23日

Dir関数を繰り返し使う場合の注意(エクセル2010VBA)

この記事へのトラックバックURL

IT工務店　店主のつぶやき日記