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【大リーグ】ローズさんがMLBに“喝” 本塁激突プレー禁止方針に異議2013年12月17日 紙面から 本塁激突プレーの禁止に“喝”!! 通算4256安打のメジャー記録を持つ元外野手のピート・ローズさん(72)=元レッズなど=は15日(日本時間16日)、MLBネットワークラジオの番組に出演。大リーグ機構が2015年までに本塁激突プレーを禁止する方針であることに触れ、「過剰反応だ。ここ10年間で脳振とうに悩んだ捕手を挙げてみてくれよ」と異議を唱えた。ローズさんはレッズ在籍時の1970年球宴でフォッセ捕手(インディアンス)に激突し、サヨナラ生還。同捕手はこのプレーで野球人生を棒に振ったが、反省する気はさらさらないようだ。 “元祖激突男”が、大リーグのルール変更に対しても猪突(ちょとつ)猛進した。 「過剰反応だ。俺は安全性と脳振とうについては理解しているが、この10年で脳振とうに悩んだ捕手を挙げてみてくれよ」。ローズさんは“やってられない”という口調で本塁激突プレーの禁止を非難した。 ちなみに、今季だけでも18選手が脳振とうで故障者リスト入りし、うち10選手が捕手だった。禁止への動きを加速させた事故は、2011年5月25日。ジャイアンツのバスター・ポージー捕手が左足首の靱帯(じんたい)断裂と左腓骨(ひこつ)骨折でシーズンを棒に振ったが、ローズさんはこれについても「スライディングされた左足が決まってねじったからだ」。さらに、「俺は伝統主義者なんだ。次は何だ? 二塁の併殺崩しスライディングでも禁止するのか?」と毒づいた。 大リーグはウインターミーティング最終日の12日に野球規則委員会で賛否を問う投票を行い、賛成多数で「15年までに本塁激突プレーを禁止する」方針を決定。選手会の同意を得た上でビデオ判定の対象プレーとし、違反者には罰金や出場停止処分を科する見込みだ。だが、この一報にも、ローズさんは「明らかに野球をやったことがない人間たちが、そんな規則をつくっている」と責め立てた。 米メディアも過敏に反応した。1970年の球宴で、ローズさんはサヨナラ生還した激突プレーでフォッセ捕手の野球人生を台無しにした。本人はいまだに「あれは規則に反して本塁をブロックした捕手が悪い」とうそぶいているが、15日の米放送局CBSスポーツ(電子版)は「1970年のプレーを正当化しようとするのと同様にナンセンスだ」と報じ、米スポーツサイト「ボソックスインジェクション」は「フォッセにツバを吐く言動。ローズを“人間として恥知らずの殿堂”に入れよう」と一刀両断した。ローズさん、“喝”のつもりが、かなり“喝”を入れられているようですが…。 PR情報
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