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help RSS ファシリテーターが存在しない会議に懸念

<<   作成日時 : 2013/11/30 18:49   >>

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最近、統一教会責任者会議の音声や、音声をテキストにしたものが、インターネット上に公開されています。インターネットを利用する教会員の多くは目にしているものと思いますので、私のブログではあえてリンクを貼りません。とても由々しき問題であると思いますので、一筆、論考いたします。

この会議は11月1日に開催されました。11月6日には、本部局長の発言が音声とテキスト(音声を文章にしたもの)で公開されました。この時は、誰が公開したのか名言されていません。11月29日には、現職の教区長であると名乗って(しかし教区や氏名は伏せている)徳野会長の発言がテキストで公開され、「今後何の改善も見られなければ、音声ファイルをしかるべき複数の所に送付しようと考えています」と述べられています。

本当に現職の教区長が情報漏えいしたのかは分かりませんが、この会議は教会長以上の現場責任者が参加しているものですから、現場責任者が情報漏えいしていることは事実でしょう。現場責任者は軽い気持ちで会議の音声を誰かに渡しだけで、”実行犯”は幹部でも何でもない人かもしれません。いずれにせよ、情報を主管できていないその幹部を探し出して、きっちり責任をとってもらうべきです。

現場でこのようなことが起きてしまうということは、現場に不平不満が溜まっている証左です。本来であれば、せっかく全国から責任者がきて会議をしているわけですから、そのような不平不満を率直に会議で述べて、問題解決に勤しめばいいのです。しかし、一般社会でも同じなのですが、その組織に率直な意見を言えない風土があると、外に向かって内部告発をしようとするわけです。「外圧で組織を変えてもらおう」という発想です。

私はこういう手法は好ましいと思いませんが、「そうせざるを得ない状況」は理解できます。組織の方針に異を唱えるということは、組織から追い出される可能性があります。職を失うわけですから、家族を養うことができません。そこまでの覚悟ができないから、匿名で内部告発をするわけです。

自己中心的で卑怯な手段ですが、真剣に組織改革と家族の生活を考えたら、そのやり方を選択することは理解できます(理解できるだけで、容認しているわけではありません)。ともかく、責任者に対する情報リテラシー教育は徹底したほうが良いでしょう。

しかし、会議主催者側にも問題があったと反省するべきでしょう。ハード面の問題は、録音機材などを持ち込ませないことです。外に漏らしてほしくない内容の会議ならば、ボディーチェックくらいするべきです。

でも、もっと問題なのはソフト面です。「情報はどんなに統制しても漏れるもの」だという意識で、仮に漏えいされても困らない内容しか語らないことが大切です。内と外で話を変えているようでは、とてもじゃないですがクリーンな組織とは言えません。表の顔と裏の顔がある、建前と本音がある、ということですから…。特に、宗教団体にとっては致命的な欠陥です。伝道対象者に信頼されません。

とは言っても、議論が白熱してくれば、人間ですから過激な発言や失言なども起こり得ます。そのような発言の一部分だけを切り取って公開するのは、明らかな悪意が感じられます。そういう意味でハード面の対策は不可欠です。

今回、私が最も問題だと感じたことは、「率直な意見を言えない風土がある」ということです。これでは「家族」ではありません。私たちは「人類一家族」を標榜しているのですから、教会内で「率直な意見を言えない」というのではお話しになりません。

責任者たちが、「教会を良くしよう」、「所属信徒を幸せにしよう」、「母の国の使命を果たそう」などということに対して真剣に取り組んだら、現場にはいろんな課題が出るはずです。それを責任者会議で率直に議論できず、偉い人の話だけ一方的に聞いて、悶々として現場に帰って情報漏えいする……というのは愚の骨頂です。

組織運営に洗練されている一流企業でさえ、会議というものは難しいといわれています。ともすると偉い人の独演会になったり、参加メンバーの報告だけで終わったりしてしまいます。会議に参加してひと言も話さない人も多いと聞きます。率直に意見を言い合って、しかし議論を発散させずに収斂させて、みんなで何かを練り上げるということは、たいへん難しいのです。

つまり、会議には高度なスキルが必要なのです。その中核を占める存在をファシリテーターといいます。「ファシリテーターとは何ぞや?」ということを知るには、下記の本がお勧めです。

「ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える」、「ザ・ファシリテーター2 理屈じゃ、誰も動かない! 」の2冊です。

著者の森時彦さんは、大阪大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業されています。工学博士(PhD)と経営学修士(MBA)を取得している秀才です。本書を執筆していた当時は、日本ファシリテーション協会の理事を努めていました。現在は同協会のフェロー(ご意見番的な位置)です。

本書がとても良いと思う点は、小説になっているということです。こういう分野の普通の解説書ですと、慣れない用語がたくさん出てきて読みこなすのがたいへんなのですが、本書は物語になっているから分かりやすいのです。ファシリテーションに詳しい若い女性主人公が、社長の命を受けて組織改革を任されます。堅物の男性幹部たちを相手に、さまざまな会議をしながら意識を変えていき、社長が願っている目標を達成しようとする物語です。

本書でも出てきますが、幹部になるような人は基本的に「組織を良くしたい」、「社員を幸せにしたい」、「お客様に喜んでもらいたい」と思っています。仕事に対して、それくらいの情熱がないと、企業の幹部にはなれないからです。しかし、情熱があるがゆえに、逆に他の幹部の情熱とぶつかりやすい。率直に意見を言い合うと平行線になりやすいし、互いに傷つく。だから、当たらず障らずになるのです。

しかし、それでは組織は変わりません。そこで必要な存在がファシリテーターです。本書ではファシリテーターの定義を、「人と人とのインタラクション(相互作用)を活発にし、創造的なアウトプット(結果、実績)を引き出す人」としています。そして、そのための技術(ファシリテーション)をふんだんに紹介しています。

私も主人公と同様に、ほとんどが年上の社員だった中で、社長に就任して組織改革をしたので、本書を読んで会議の進め方などを勉強しました。たいへん参考になりました。「いやあ〜、世の中では会議の仕方についても、こんなに研究されつくしているんだなあ」と感心しました。まさに「科学的な会議」です。

宗教と科学の統一を掲げるわが教会の会議には、残念ながらファシリテーターは存在しないようです。早く、ファシリテーション技術を取り入れるべきです。そうしなければ、もっともっと内部告発が続き、最終的には組織が崩壊するようになってしまうと懸念します。

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コメント(27件)

内 容 ニックネーム/日時
>私が最も問題だと感じたことは、「率直な意見を言えない風土がある」ということです.

>議論が白熱してくれば、人間ですから過激な発言や失言なども起こり得ます。そのような発言の一部分だけを切り取って公開するのは、明らかな悪意が感じられます。

率直な意見を言えない会議の場で議論は白熱しない、人間の過激な発言や失言などそうそう出てこない。
徳野会長の発言に『過激な発言や失言なども起こり得ます。そのような発言の一部分だけを切り取って公開するのは、明らかな悪意が感じられます。』は適用できない。

偉い人が一方的に話しただけ。

どうでしょうか?
matu8181
2013/11/30 19:32
●matu8181さん
ご指摘の『過激な発言や失言なども起こり得ます〜(略)』の部分は、今回の会議についた述べたわけではなく、あくまでも一般論です。

実際に、一方的に話したのか白熱した議論だったのかは、私がその会議に参加していないので分かりません。
小林浩
2013/11/30 21:14
「会議」とはかくも複雑な大変な作業だったのですね。
「会議は踊る」なんて映画もありましたっけ?

ファシリテーターの存在は聞いたことがあります。コンサルでもなくコーディネータでもない、理想的な立場かな・・・・と思ったことがありました。さっそく本を読んでみたいと思います。

ところで、会議の場が「幹部の独演会」になってしまう事はよくあるお話ですが、ようするに幹部は「理想・総論」をいうわけで、その話に「そうだよなあ。そうすればいいんだなあ」と自己解決している気がします。そこでの反論や疑問は「できないことの言い訳」のような気がしてくるのです。かといって、問題は解決されていないことが多いですが。
信州のhiro
2013/12/01 12:34
●信州のhiroさん
幹部が理想や総論を語るのは全く悪いとは思いませんが、それが会議かと言われると「否」だと答えざるを得ませんね。それでは講演会、独演会です。

参加者全員の叡智を結集して問題を解決することが会議の本質だと思います。
小林浩
2013/12/01 16:09
お久しぶりです。

統一教会の会議って、偉い人が一方的に話しておしまいという会議です。仮に「率直に意見を言ってくれ」という場合があっても、それはアリバイ作り(一応意見は聞いた)というだけであって、実質は初めから結論ありきだと思います。

もちろん、中心者の結論には、意見は言えない風土が根強いので、「率直に意見を言ってくれ」と言われても、率直には言えないと思います。仮に、率直に中心者の結論に反することを言ったら、ほぼ人事異動かクビなのが現実です。

何を隠そう、ぼくはそうやって異論を唱えたので教会総務をクビになった人間ですから、小林さんには申し訳ないですが、この風土は間違いないです。

ですからぼくは、この音声を暴露した教区長のことは、小林さんのように「理解する」だけではなく、同情します。すみません、率直な意見です。

ちなみに蛇足ですが、ぼくはクビになったことを恨んではいません。世の中で仕事をしてみて、教会組織の甘さ、いい加減さが分かり、「大人の信仰」に目覚めました。クビにしてくれた教会長に感謝しています。
ノボリーキ
2013/12/01 21:14
言い忘れました。

この教区長には同情しますが、尊敬はしません。ぼくのように、クビを覚悟でその場で責任者(彼の場合は会長)に意見を言えないようでは、信者さんの献金で家族を養う公職者としては失格だと思います。

むろん家族を養うことも重要ですが、その収入源が信者さんの献金なのですから、もっと腹をもって教会改革に取り組むべきです。それができないなら献金で生活することをやめて、コンビニ店員でも清掃業でもいいから、外で働いて家族を養い、そのお給料の中から献金してみることです。

そうすれば、献金を詰められる信者さんの気持ちが分かると思います。そういう腹のない責任者は、いらないです。摂理の足かせにしかならないと思います。

その場で意見を言えないで、ネットで内部告発なんて、責任者失格です。早くやめろ!

すみません、率直な意見です。
ノボリーキ
2013/12/01 21:23
●ノボリーキさん
お久しぶりですね。たいへんな体験をされたんですね。

率直なご意見、ありがとうございました。確かに、統一教会には「アベル・カイン」という問題がありますから、ともすると「アベルに一方的に従う」という傾向があると思います。

しかし、勘違いしている人が多いかもしれませんが、それは「一体化」とは異なります。アベルとカインが心情的に1つとなるのが一体化ですから、一方的に従うのはダメでしょう。やはり、率直な意見を言い合える風土は、早く醸成したいものです。

後半の「クビを覚悟でその場で責任者(彼の場合は会長)に意見を言えないようでは、信者さんの献金で家族を養う公職者としては失格」というご意見は、しごく正論だと存じます。

国民の税金を給与にしている国家公務員は、国民の前に厳しいモラルが求められます。国家公務員法という法律まであるくらい、モラルを徹底されます。

統一教会の公職者は我々信徒の献金を給与にしていますから、信徒の前に厳しいモラルが求められて当然です。「この中心者の意見は、所属信徒のために好ましくない」と体感している現場責任者がいるのなら、その現場責任者は所属信徒のために、たとえクビにされても、中心者へ諫言しなければなりません。

それが現場責任者のモラルであると考えます。内部告発など、もってのほかです。
小林浩
2013/12/01 22:04
心情文化を目指す素養がある教会ならば、本来内部告発など考えられないと思います。
全体と個々の関連が気薄になり、帰属意識に欠ける人が多いのかも知れません。

>「率直な意見を言えない風土がある」ということです。これでは「家族」ではありません。

私も、これが最も課題になっていると感じます。
風土や文化は、日々雰囲気の繰り返しで形成されると思います。
先ず、「素直に、思いや考えを何でも話せる、教会の雰囲気作り」。
ここに焦点を絞って、真剣に取り組むべきだと。
隗より始めよと言いますので、私は今から実践しようと決めました。
光太朗
2013/12/01 22:25
●光太朗さん
>全体と個々の関連が気薄になり、帰属意識に欠ける人が多いのかも知れません。

全体目的と個体目的の関係を忘れてしまっているということかもしれませんね。

どんな組織でもそうですが、上層部へ行けばいくほど全体目的を追求するようになり、末端へ行くほど個体目的を追求するようになります。しかし、全体目的と個体目的、どちらに偏っても組織は疲弊します。バランス感覚が大切です。
小林浩
2013/12/02 06:31
教区長さんや教会長さんなどの公職者の人たちは、私たちの献金で生活したり、私たちの献金を活動に使っているのですから、私たちが納得するような行動や言葉づかいを心がけるべきだと思います。天の公務員と同じです。

インターネットに会議の音声を公開して改革者気取りをしているような公職者は、献金で生活したり活動したりする資格はないと思います。

一般の公務員もこんなことをしたら処罰を受けるはずですから、天の公務員も当然処罰を受けるべきだと感じました。
さち
2013/12/02 08:59
●さちさん
記事でも書きましたが、本当に現職教区長が内部告発したか分かりませんので、その点はご了解ください。ただ、会議参加者(責任者)が録音していたことは事実ですし、その録音音声が外部に漏らされたことも事実です。それらにかかわった人は何らかの処分を受けると思います。
小林浩
2013/12/02 18:52
>上層部へ行けばいくほど全体目的を追求する
>末端へ行くほど個体目的を追求する

確かに、そういう傾向があるものと思います。
組織として、上層部(幹部責任者)と末端(一般会員)を対照すれば、立場や位置による違いがあるかも知れません。
教会の場合、同じ父母様を共有する「家族」ですから、単に役割り分担だけなのだと思います。

教会組織としてバランス均衡を考えると、お互い分担を融通し合うことではないかと感じます。
内部から、上層部と末端の間にある垣根や障壁を、早く無くしていきたいものですね。
光太朗
2013/12/02 20:25
●光太朗さん
上層部は組織全体のことを考える役割ですし、末端は個人や家庭の信仰を考えます。しかし上層部も自分個人や自分の家庭の信仰をないがしろにできませんし、末端も組織全体のことを無視できません。互いが互いの事情を共有できるようにならないと、本当の意味での一体化は難しいですね。
小林浩
2013/12/02 20:54
>互いが互いの事情を共有できるようにならないと、
>本当の意味での一体化は難しいですね。

そうですね。事情圏は、同じような境遇を味わう体験を通過せずして、共有できないものだと感じます。
経験を重ねる期間が必要なのは、仕方ないと思います。

個人や家庭の段階も備え、組織全体として役割りを担う上層部の方が、当然より負担が大きいと感じます。
末端の多くがファシリテーターとなれる技能を勉強して、全体をバックアップで支える意識が持てれば良いと思います。
まぁ、実際にそこまで至るには、お互いで思いやりの精神が何より大切でしょうね。
光太朗
2013/12/02 23:27
●光太朗さん
ファシリテーターも特殊な能力が必要ですから、多くの人が勉強する必要もないと思います(向き不向きがあると思います)。でも、「会議とは難しいものだ」という意識は全員がもっていることが大切です。ただ人が集まって偉い人の話を聞けば会議になる、と思い込んでいたらアウトです。
小林浩
2013/12/03 21:48
やはり小林オッパのブログは私のオアシスです!
そうなのです!!!!ってなことばかり。
前々の記事でも思いましたが、本部と現場は乖離していると思います。でも人格的な原理的な中心者が来てくださるとそれは少し緩和されていくことを実感しています。(実際はそのような人ばかりじゃない)
上からくる現実ゆえに失われていくもの、それがどうしても壁となること、これが組織的に超えれない状態ではないかと思います。あんまりはっきり書きたくないので抽象的ですが…。正直「モデル」という言葉にも不信感を覚えます。結局、根本的に改革しないと小手先だけで、全部その先がない感じがします。なので、、、とにかく自分はこれはやるということを神様とご父母様に誓って前進するしかないですね。
green
2013/12/04 23:14
●greenさん
お久しぶりです。本部と現場の乖離を感じているとなると、深刻ですね。

組織とは生命体です。たとえるなら、本部は頭、現場は手や足などです。

頭で物をつかむことはできないし、頭で走ることもできない。頭はいろんな指示が出せますが、手足などがなければその指示を実現することができません。

また、頭が手に「物を食べろ」、足に「水を飲め」などと、そもそも不可能なことを指示しても実現できません。

しかし、そういう頭が嫌だからと言って、手や足が頭とのつながりを断ったら(体から切り離されたら)、手足は4〜5分で壊死してしまいます。手足を切り離された体も同様に出血多量となり、頭も死んでしまいます。

本部と現場もこういう関係であると考えれば、お互いがお互いを必要としていると分かります。お互い理解し合うことが大切ですね。
小林浩
2013/12/05 07:15
>本部は頭、現場は手や足などです。

>そういう頭が嫌だからと言って、手や足が頭とのつながりを断ったら(体から切り離されたら)、手足は4〜5分で壊死してしまいます。手足を切り離された体も同様に出血多量となり、頭も死んでしまいます。


「嫌だ」とかの問題でしょうか?

脳腫瘍に侵されて手足までに癌細胞が飛び散った体はやせ細り、看るに耐えない。
mau8181
2013/12/06 05:10
●mau8181さん
私は「組織とは生命体です。たとえるなら」と断ったで書いています。つまり組織が生命体であることを、頭や手足が「嫌だ」という理由で離れることの愚かさを書いているだけです。脳腫瘍だの癌だのと書いてはおりません。
小林浩
2013/12/06 05:34
実際には、漏えいした人を特定するのは困難なのではないかと思います。

その反面、会議の参加者は疑心暗鬼になり、会議の目的どころではなくなるでしょうから、漏えいした人にとっては、すでにある程度目的を達せられたと言えるのではないかと思います。

組織人として失格と言っても、その組織がおかしい(と思われる)方針を打ち出すのであれば、当然に許容される抗議行動だと思います。(ここは小林さんとは意見が合致しませんね)

ただどんな組織の中にも、こういった抗議の方法も妥当だと考えている人が、ある程度いるということは、運営者側は常に頭に入れておくべきでしょう。
julian
2013/12/06 18:21
●julianさん
>実際には、漏えいした人を特定するのは困難なのではないかと思います。

音声分析技術は、結構進んでいるんですよ。録音は、当然自分の座席で行われています。録音データには、自分の座席の周囲の音が入り込みます。つぶやきとか、笑い声とか…。

本部局長の音声が公開されたときには聞いてみましたが、話を受けて周囲で何か話す声(話の内容について、意見を語り合うような音)がありました。こういう音声を参加者に聴かせて調査していけば、「これ、私の声だ」などと分かり、どの座席で録音されたのか分かるものなのです。

>ここは小林さんとは意見が合致しませんね

人それぞれ意見は違うものです。ただ私も「外圧を利用する」という手段(内部告発)が絶対にNGだとは思っていません。最後の最後の手段としてはありだと思います。ただ、最後の最後が「今でしょ」ではないと感じる次第です。
小林浩
2013/12/06 18:51
皆さんのコメントを読んで概ね同感できる部分も多いのですが、あえて視点を広げる意味で一言…。

私は組織の「頭」は常に神様・父母様であってほしいと思うんですよね。

「体」に問題が生じた時、例えば「右手」の神経が麻痺したとしたら、「左手」はさするなどして神経が通うように懸命に協助するはずではないでしょうか。

「右手」を傷つけたりはしないでしょう。

最悪、回復の見込みなしとなれば、切り落とさなければなりませんが、それは「頭」が判断することで、「左手」ではありません。

もちろん、責任者と私との関係は、「右手と左手」の並列の関係とは違うでしょうが、それなら「首と首から下」でも構いませんが。

要は、組織上の人間的な上下関係に過度に縛られるあまり、目指すべき神様を中心とした本然の兄弟姉妹関係を見失ってしまっているのではないかと。

それは、あながち中心者だけの責任でもないような気がします。
ポポポヤ〜ン
2013/12/07 09:32
●ポポポヤ〜ンさん
頭とか手足というのは、あくまでもたとえなので、あまりそこに突っ込まれても困りますが…。(^_^;)

>目指すべき神様を中心とした本然の兄弟姉妹関係

たぶん、これが一体どのようなものなのか、各人においてイメージが異なるのが原因なのだと思います。分かっているようで、誰も具体的には良く分かっていないのが「神様を中心とした本然の兄弟姉妹関係」なのだと思います。
小林浩
2013/12/07 18:32
> 分かっているようで、誰も具体的には良く分かっていないのが「神様を中心とした本然の兄弟姉妹関係」なのだと思います。

なるほど、そういう見方もできそうですね。「本然の兄弟姉妹関係」をテーマにディスカッションでもしたら、それこそいろんな捉え方が出てきそうな気がします。

やはり、亀裂が生じる前に、普段から互いの信仰観を理解し合う努力が不可欠なのでしょうね。
ポポポヤ〜ン
2013/12/07 23:24
2013/12/10 05:06 matu8181さんのコメントは削除しました。コメントをされる方は、右サイドの「批判される人へ」をクリックして、拙ブログの削除方針をご理解ください。
小林浩
2013/12/10 07:11
>いずれにせよ、情報を主管できていないその幹部を探し出して、きっちり責任をとってもらうべきです。

この件で誰かが損をした、実害をこうむったということはあったのでしょうか?

実害がないとすれば、わざわざ手間隙かけてまで処分する必要はあるのでしょうか?
ファシリテーターが存在しない会議
2013/12/17 07:38
>「情報はどんなに統制しても漏れるもの」だという意識で、仮に漏えいされても困らない内容しか語らないことが大切です。内と外で話を変えているようでは、とてもじゃないですがクリーンな組織とは言えません。表の顔と裏の顔がある、建前と本音がある、ということですから…。

これ、意味がわからないんですがね?

1.内と外で話を変えているようでは、とてもじゃないですがクリーンな組織とは言えません。表の顔と裏の顔がある、建前と本音がある、ということですから…。

建前と本音が別々にあるのはクリーンではないから、

2.「情報はどんなに統制しても漏れるもの」だという意識で、仮に漏えいされても困らない内容しか語らないことが大切です。

建前だけを語れ、本音を語るな、という意味でしょうか?(まさかね)

ファシリテーターが存在しない会議
2013/12/17 07:50

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