パーク24は16日、2014年10月期の連結純利益が127億円と前期に比べ13%増え、3期連続で過去最高を更新する見通しだと発表した。新規の駐車場開発が進むほか、赤字だったカーシェアリング事業も採算が改善する。ただ、不動産市況の好転で住宅向け立地の駐車場の解約が進むとみられ、増益率鈍化の一因になりそうだ。
売上高は1680億円と8%増える見通し。地主から土地を借りて運営する時間貸し駐車場の台数は約47万台と9%増加するほか、企業や行政機関などの駐車場運営の外部受託が伸びる。マンション開発などで収益力の高い大型駐車場は増えにくくなるとみられるが、10台前後の小規模案件の開拓に取り組む方針だ。
カーシェアリング事業は、営業用車両を減らしたい法人の需要取り込みが進んでおり、前期の赤字がほぼ解消する。全体の経常利益は215億円と10%増える見通し。
同日発表した13年10月期決算は、売上高が前の期比1554億円と11%増え、純利益は112億円と16%増えた。配当は年40円と5円増やす方針。「新規物件の稼働率上昇が遅かった」(西川光一社長)ため、営業利益(10%増の195億円)と経常利益(13%増の195億円)は会社側の期初予想をやや下回った。
会社名 | 関連リンク |
---|---|
パーク24 |