京都大学の小森雅晴准教授は16日、電気自動車(EV)の走行距離を10%延ばす変速システムを開発したと発表した。ギア切り替え時の力の損失を防ぎ、減速を抑える。1回の充電で走れる距離が200キロメートル以下と短いEVの弱点を補う狙いだ。自動車メーカーと協力し、5年後の実用化を目指す。
普通の変速システムは、歯車に伝わる動力をいったん切り離してからギアを切り替えていた。新システムは、ギアの切り替え時も別の歯車を使い、エンジンの出力を無駄なくタイヤに伝える。
市販のEVで、2段階のギアを変える実験に成功した。ガソリン車など向けに4段式の変速システムも開発中。加速時の燃費を1割改善できる見込み。
歯車の工夫はガソリン車の変速システムでも実用化しているが、エンジンの力を伝える効率が悪くEVには使っていない。
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