今週の軍事関連ニュース (2013/12/17)
 

| 一般ニュース | 産業・装備・調達 | 人事・組織 | 戦争・紛争 | こぼれ話 |


一般ニュース

今日のニュースいろいろ
  • 2013/12/13 に、南シナ海の公海上を航行していた USS Cowpens (CG-63) が中国人民解放軍海軍 (PLAN : People's Liberation Army Navy) の軍艦と衝突しそうになる事件が発生した。空母「遼寧」を含む中国の艦隊から小型艦が分離して USS Cowpens に接近、無線で警告したが相手の艦が止まらず、USS Cowpens の艦長が自艦に停止を命じたもの。同艦の艦首から中国艦までの距離は 500 ヤード足らずだったとのこと。ただし、両艦の間の無線での交信は維持されていたとのこと。(CNN 2013/12/13)
  • 米下院が可決した FY2014 国防歳出法の中で「トルコに対して、アメリカの資金を地対空ミサイル調達に充てることを禁じる」との条項が盛り込まれた。トルコが中国製 HQ-9 の採用を決めたのに対する動き。(SpaceWar 2013/12/12)
  • 米上院軍事委員会 (SASC : Senate Armed Services Committee) は 2013/12/13 に、Deborah Lee James 氏の次期空軍長官就任を 79:6 で承認した。同氏は SAIC (Science Applications International Corp.) の社長で、後任の社長については Doug Wagoner が就任するとの発表があった。(DefenseNews 2013/12/13)
  • Chuck Hagel 米国防長官は、海軍で情報部門の長を務めている John Kirby 下級少将を、国防総省の報道官に任命すると発表した。(AFPS 2013/12/13)
  • 米陸軍・第 8 軍と韓国軍から合計 5,000 名が参加して、コンピュータ シミュレーションによる指揮所演習 "Warpath III," を、2013/12/7-15 にかけて実施した。(US Army 2013/12/13)
  • 英空軍 (RAF : Royal Air Force) No.3 (Fighter) Sqn. 所属の Typhoon FGR.4×6 機が、2013/12/11 にアラブ首長国連邦 (UAE : United Arab Emirates) で実施した ATLC (Advanced Tactical Leadership Course) に参加した。(RAF 2013/12/12)

今日のニュースいろいろ
  • アメリカは 2013/12/12 に、数十の個人ならびに企業を対イラン制裁のリストに追加すると発表した。イランとの間では、ウラン濃縮活動の中断や核関連施設の査察実現といった合意と引き替えに、追加制裁を行わないとの話もあったが、米議会では「圧力をかけるために追加制裁が必要」との声が出ていた。(DefenseNews 2013/12/12)
  • 米上下両院は FY2014 国防歳出法に関する両院協議を終えたが、これに A-10 や RQ-4 の退役を阻止する条項が含まれている。ただし A-10 については、2013/4/9 の時点で退役が決まっていた機体だけを例外としている。支出削減のために A-10 や RQ-4 の退役を考えていた空軍にとっては打撃。(DefenseNews 2013/12/12)
  • 台湾で、元空軍大尉の Chiang Fu-chung 被告がスパイ容疑で終身刑の判決を受けた。被告はレーダー施設に勤務していて、2012 年にスパイ行為が発覚して逮捕された。中国本土で事業をしている叔父を通じて、Patriot 地対空ミサイルやレーダーに関する機密情報を中国に流していたとのこと。(SpaceWar 2013/12/11)
  • メキシコ当局は、先に賊に奪われたコバルト 60 の回収に成功した。ブツを積んだトラックに遠隔操作式のロボットを送り込んで作業を行ったとのこと。ちなみに犯人は放射性物質を狙ったわけではなく、強奪したものを金属ゴミとして売り飛ばすつもりだったと報じられている。(SpaceWar 2013/12/11)
  • 英海軍 (RN : Royal Navy) が災害救援のためにフィリピンに派遣していた HMS Illustrious が、支援任務を終了した。(MoD UK 2013/12/11)

| 先頭に戻る |


産業・装備・調達

最近のニュースいろいろ
  • Duncan Hunter 米下院議員 (R-CA) や Loretta Sanchez 米下院議員 (D-CA) ら 74 名の議員が連名で Chuck Hagel 米国防長官に対して、HH-60G を代替する米空軍の次世代戦闘捜索救難ヘリ調達計画を「予算削減の犠牲にしないように」と申し入れる書簡を送りつけた。その際に、Michael Moseley 空軍参謀総長の「救難機はパイロットの士気に必須の存在」との言葉を引用。(DefenseNews 2013/12/13)
  • ギリシアが、14 年前にロシアから調達した S-300 地対空ミサイルの試射を、2013/12/13 に初めて実施した。"White Eagle 2013" 演習の一環として実施したもので、試射は成功だったとしている。もともと、件の S-300 は 1990 年代にキプロスが調達したもので、園が後にギリシアの手に渡ったもの。NATO 加盟国で S-300 を運用しているのはギリシアだけ。(RIA Novosti 2013/12/14)
  • 米海兵隊の PEO LS (Program Executive Office Land Systems) 麾下・PM LTV (Program Manager, Light Tactical Vehicles) が 2013/12/19 にヴァージニア州 Stafford で、HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle)を対象とする SMI (Sustainment Modification Initiative) について、説明会を開催する。(DID 2013/12/13)
  • 先に、ベトナムが BrahMos ミサイルの導入に関してインドに接触したとの話が出たが、さらにベトナム海軍が導入を進めている Kilo 型潜水艦の乗組員をインドで訓練するとか、OPV (Offshore Patrol Vessel) などの装備調達に充てる 1 億ドルの借款を提示するとかいう話も出てきた。ただし、後者はまだ公式に決まったものではないとのこと。(DefenseNews 2013/12/12)
  • スペインの Grup Aresa Internacional 造船所が、カメルーンから受注していた 24m 級沿岸哨戒艇・Aresa 2400 CPV Defender×2 隻と 23m 級揚陸艇 Aresa 2300×2 隻をデリバリーしたことを明らかにした。11 月末に Douala の海軍基地で就役式典を実施した由。さらに 32m 級の哨戒艇×2 隻を建造中で、2014 年 2 月にデリバリーの予定。海洋の油田・ガス田警備や海賊・麻薬・密輸/密航対策などといった事情から、海軍の能力強化を図らなければならない事情がある。11 月には、Paramount Group が Nautic Africa の買収を決めているが、これも市場の拡大を見込んだ動き。Nautic は最大 90m 級の船を建造できるが、さらに Paramount と組んで 42m 級のトリマランを設計中。(DefenseNews 2013/12/12)
  • ロシアは、インド陸軍の T-90 戦車で使用する Invar 対戦車ミサイルについて、BDL (Bharat Dynamics Ltd.) でのライセンス生産は認めたものの、そのミサイルで使用するレーザー ビームライド誘導装置に関する技術移転を拒否している。Invar については 2012 年 10 月に 20,000 発の調達計画について承認が降りており、 4 億 7,000 万ドルの契約自体は 8 月に締結済み。しかし、キー コンポーネントの自国内生産ができないという状況。ロシア大使館では「誘導システムはライセンス生産合意の対象外」だと説明している。(DefenseNews 2013/12/12)
  • インド海軍が、総額 26 億ドルをかけてドック型揚陸輸送艦 (LPD)×4 隻を建造する。最初の 2 隻は国営の HSL (Hindustan Shipyard Ltd.) で建造するが、残り 2 隻は民間セクターが担当する予定で、L&T (Larsen & Toubro)、Pipavav Defence and Offshore Engineering、ABG Shipyard の 3 社に声がかかっている。L&T はスペインの Navantia と、Pipavav はフランスの DCNS と、ABG はアメリカの Alion と提携している。(DefenseNews 2013/12/12)
  • トルコは 60 億ドルあまりの資金を投じて 2014 年から、Ankara 近くの Kazan に航空宇宙・防衛関連企業のための産業集積地帯を建設する計画。300 万平米のエリアで 30,000 名を雇用するとの見通しが。(DefenseNews 2013/12/12)
  • スウェーデン・Stockholm の裁判所が、スウェーデン軍国防資材局 (FMV : Forsvarets Materielverk) がノルウェーのカウンターパートと共同で進めている、総額 200 億クローネの軍用トラック調達計画に待ったをかけた。選に漏れた Scania と Mercedes が、採用を勝ち取った Rheinmetall MAN の応札価格について「我々が提示した価格より 15 億クローネ高かった」と申し立てたため。(Radio Sweden 2013/12/11)
  • RIA Novosti が政府高官をソースとして、「ロシアが近く、T-50/PAK-FA (Perspektivnyi Aviatsionnyi Kompleks - Frontovoi Aviatsyi) を補完する軽量戦闘機の開発に乗り出す」と報じている。安価かつ整備を容易にしつつ、大型の戦闘機と同様の戦闘能力を持たせるとの説明。(RIA Novosti 2013/12/11)
  • 台湾国防部は 2013/12/13 に、AH-64E の第一陣・6 機を対象とする公式領収セレモニーを実施する。機体は 11 月の初頭に搬入済み。セレモニーには総統や国防相が出席、デモの実施も予定している由。(Focus Taiwan 2013/12/11)
  • ドイツが発注している A400M は予定通りに 2014 年 11 月からデリバリーを開始するが、これはフル仕様機ではなく、フル仕様になるのは 2015 年半ばになるとのこと。先に Handelsblatt 紙が報じて、それを国防省が公式に認めた。(Reuters 2013/12/11)
  • ノルウェー議会の外交・安全保障委員会が、F-35A×6機の追加発注と、それに伴う 40 億クローネ(6 億 5,470 万ドル)の支出を承認したことを明らかにした。2018年のデリバリーを予定している。(Reuters 2013/12/11)
  • ポーランド陸軍の Mariusz Jachol 大佐は 2013/12/5 に、師団・旅団レベルで使用する戦術 MALE (Medium-Altitude, Long-Endurance) UAV の調達について記者説明を実施。WB Electronics が主導する企業・研究機関のコンソーシアムが開発を担当するとのこと。その際のパートナーを選定するため、ポーランド側では、Dassault Aviation、EADS、Sagem Defense Securite、Thales といったメーカーの関係者と接触中。(DefenseNews 2013/12/11)
  • Dassault Aviation と Reliance Industries が、インド向け Rafale の主翼製作を担当する工場をインド国内に開設する計画を進めている、との報道。投じる費用は 100 億ルピーで、フランスにある主翼製作工場と同様の内容になるとしている。(Press Trust of India 2013/12/10)
  • Aero Vodochody が、L-169 なる新型機を開発しているとの報道。L-159 と比べるとチェコ製の搭載機器を増やすとともに、航続性能を延伸しているとのこと。後者は主翼のインテグラルタンク化によって実現するもので、燃料搭載量は胴体内タンクが 1,300kg、翼内タンクが 600kg になるとされる。これで増槽の搭載が不要になり、空力面のメリットにつながるとの説明も。(CTK Czech Television 2013/12/11)
  • EADS が韓国に対して、Typhoon×40 機・F-35×20 機の混成調達案を提示したとの報道。(The Korea Herald 2013/12/11, Korea Times 2013/12/11)

今日の米軍調達 (Contracts 2013/12/13)
NAVY
  • Lockheed Martin Corp., Mission Systems and Training (Manassas, VA) : 米海軍の潜水艦を対象とする、TI12-14 (Technology Insertion 12-14) で使用する A-RCI (Acoustic Rapid Commercial-off-the-Shelf Insertion) と共用音響処理技術について、修正契約を $124,531,317 で。2014/12 まで。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-11-C-6294)
  • GDAIS (General Dynamics Advanced Information Systems Inc., Pittsfield, MA) : 米英両国の UGM-133 Trident II (D5) に関するエンジニアリング・開発・量産作業を $115,049,349 で。Strategic Weapons System、SSBN FCS (Fire Control Subsystem)、SSGN Attack Weapons Control Subsystem が対象。米英両国の SSBN 代艦に関するサポート業務も実施。基本契約に加えて 1 年間のオプション契約を設定、総額 $217,685,976。2016/3/31 まで。Strategic Systems Programs, Washington DC (N00030-14-C-0005)
  • Lockheed Martin Corp., Mission Systems & Training (Liverpool, NY) : AN/BQS-25 LCCA (Low-Cost Conformal Array) パッシブ ソナー アレイの製作とサポート業務を $24,462,051 で。2015/3 まで。オプション契約分まで実現した場合の総額は $92,476,516。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-14-C-6227)
  • SAIC (Science Applications International Corp., McLean, VA) : 米海軍航空システム軍団 (NAVAIR : Naval Air Systems Command) 麾下の Air Vehicle Engineering Department と Manned Flight Simulator/Air Combat Environment Test and Evaluation Facility を対象とする、テクニカル/エンジニアリング サービス業務のオプション契約分を $14,425,908 で。先進航空技術を開発して飛行特性や操縦性に関する評価に供するとともに、シミュレーション用ソフトウェアを開発するもの。2014/12 まで。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Patuxent River, MD (N00421-11-D-0030)
  • Northrop Grumman Systems Corp. (Bethpage, NY) : AEA IPT (Airborne Electronic Attack Integrated Product Team) 向けのエンジニアリング/テクニカル/プログラム サポート サービス業務について、修正契約を $11,764,551 で。EA-6B 用のソフトウェアと計画立案コンポーネント、EA-18G 用のソフトウェア開発に関わる案件。2014/7 まで。NAWC-WD (Naval Air Warfare Center Weapons Division), Pt. Mugu, CA (N68936-11-D-0028)
  • Southeast Aerospace (Melbourne, FL) : T-44 のアビオニクス更新で使用するパーツ キット×23 セットと各種コンポーネンツについて、修正契約を $7,350,121 で。累計受注額は $16,568.406。2015/1/24 まで。Naval Supply Systems Fleet Logistics Center, Jacksonville, FL (N68836-13-D-0004/P00004)
ARMY
  • GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems Inc., Poway, CA) : Warrior UAS (Unmanned Aircraft System) 向けの兵站支援業務・継続分を $110,453,269 で。2015/12/15 まで。Army Contracting Command, Redstone Arsenal (Aviation), AL (W58RGZ-14-C-0008)
  • Lockheed Martin Corp. (Orlando, FL) : AH-64 用 M-TADS/PNVS (Modernize Target Designation Sight/Pilot's Night Vision Sensor) 関連の兵站支援業務 (PBL : Performance Based Logistics) について、オプション 2 契約分を $92,915,233 で。2014/12/31 まで。Army Contracting Command, Redstone Arsenal (Aviation), AL (W58RGZ-12-C-0009/P00015)
  • Northrop Grumman Systems Corp. (Linthicum Heights, MD) : VADER (Vehicle And Dismount Exploitation Radar) の運用・維持に関する修正契約を $65,288,028 で。2014/12/31 まで。Army Contracting Command, Redstone Arsenal (Aviation), AL z(W15P7T-11-C-H267/P00037)
  • Encompass Digital Media Inc. (Atlanta, GA) : DVIDS (Defense Video and Imagery Distribution System) オペレーション ハブ運用を $10,915,918 で。2016/12/15 まで。Army Contracting Command, Rock Island Arsenal; IL (W52P1J-14-C-0014)
AIR FORCE
  • Boeing Co. (Seal Beach, CA) : GPS (Global Positioning System) ブロック IIF 衛星の打ち上げ・軌道上サポートに関するオプション契約を $59,617,404 で。2014/12/31 まで。SMC (Air Force Space and Missile Systems Center), Contracting Directorate, Los Angeles AFB, CA (FA8807-13-C-0001/P00024)
  • J. Torres Company Inc. (Bakersfield, CA) : Edwards AFB で実施する固形ゴミ処分・リサイクル業務を $7,396,934 で。2018/12/31 まで。Air Force Test Center, Aerospace Systems Support Branch, Edwards AFB, CA (FA9301-14-D-0006)
  • Raytheon Co., Integrated Defense Systems (Sudbury, MA) : Taiwan Surveillance Radar Program 向けのフォローオン サポートについて、修正契約を $6,896,385 で。FMS (Foreign Military Sales) 案件、2017/11/8 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center)/HBNA, Hanscom AFB, MA (FA8730-13-C-0003/P0005)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • O.C. Lugo Co. Inc. (New York, NY) : 塩素酸塩キャンドルと点火装置のオプション 1 契約分を $15,300,000 で。2015/3/13 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM8EF-129-D-0002/P00105)
  • Thomas Scientific Inc. (Swedesboro, NJ) : ラボ用のサプライ品を $9,600,000 (価格修正条項付き) で。陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向け、基本契約 1 年間、2015/1/1 まで。さらに 1 年単位のオプション契約 4 年分を設定。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM2DE-14-D-7349)

今日の報道発表 (北米編)
  • 2013/12/14 に Austal USA (Mobile, AL) で、USS Jackson (LCS-6) が進水した。翌週には Marinette Marine Corp. で、USS Milwaukee (LCS-5) の進水も控えている。(US Navy 2013/12/15)
  • Lockheed Martin Corp. は、通算 100 機目にあたる F-35A (AF-41) をデリバリーした。100 号機の配備先は米空軍航空教育訓練軍団 (AETC : Air Education and Training Command) 麾下の 56th FW (56th Fighter Wing, Luke AFB, AZ) で、56th FW に 2014 年から合計 144 機の配備を予定しているうちの一番手。(Lockheed Martin 2013/12/13)
  • Lockheed Martin Corp. は 2013/12/12 に、米空軍航空機動軍団 (AMC : Air Mobility Command)・19th AW (19th Airlift Wing, Little Rock AFB, AR) 麾下の 61st AS (61st Airlift Squadron) 向けに C-130J (#5738) を追加デリバリーした。(Lockheed Martin 2013/12/13)
  • Textron AirLand LLC のジェット軽攻撃機・Scorpion が、McConnell AFB (Wichita, KS) で初飛行に成功した。まず、低速での操縦性、特に着陸進入時のそれを重点的に検証。なんと、初期設計段階から 24 ヶ月で初飛行という早業。初飛行は 1 時間 25 分だったとのこと。ちなみに、同機の巡航速度は 450kt、フェリーレンジは 2,400nm、ペイロードは 3,000lb。(Textron 2013/12/12)
  • 米海軍は、沿岸戦闘艦 (LCS : Littoral Combat Ship) 用に開発を進めていた AN/WLD-1(V) RMS (Remote Minehunting System) について、2013/10/22 から実施していた開発試験 (DT : Developmental Testing) を 2013/12/9 に完了したと発表した。開発試験の目的は、信頼性・有効性・適合性が要求通りになっていることを確認すること。担当は NSWC (Naval Surface Warfare Center) Panama City Division と LCS Squadron One Det.3 の要員。この後は、2014 年 1 月から運用評価試験に入る。場所は開発試験と同じフロリダ州 Palm Beach。(US Navy 2013/12/13)
  • Sikorsky Aircraft Corp. の先進開発部門・Sikorsky Innovations が DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) から、VTOL X-Plane (Vertical Take-Off and Landing Experimental Aircraft) のフェーズ 1 契約を受注した。1,500 万ドルの契約で、高速飛行とホバリングが可能な VTOL 機の予備設計を実施する。Lockheed Martin Corp. の先進開発部門・Skunk Works が協力する。(Sikorsky Aircraft 2013/12/12)
  • GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems Inc.) は、UAV 用の探知・回避機能 (SAA : Sense and Avoid) アーキテクチャと自力離脱機能 (Self Separation) について、第一陣の飛行試験を完了したと発表した。使用した機材は以下の通り。
    • AD/DPX-7 IFF (Identification Friend or Foe) : BAE Systems
    • ADS-B (Automatic Dependent Surveillance Broadcast)
    • 空対空レーダー DRR (Due Regard Radar) プロトタイプ : GA-ASI
    • TPA-100 TCAS (Traffic Alert Collision Avoidance System) : Honeywell
    今回の飛行試験で得たデータに基づき、米連邦航空局 (FAA : Federal Aviation Administration) と産業界でアルゴリズムの改善を進めるとしている。(GA-ASI 2013/12/12
  • Northrop Grumman Corp. は社有機の FireBird を使って、SATCOM (Satellite Communications) でフルモーション動画を伝送するデモを実施した。これまでは、センサーのデータを衛星経由で高速伝送できる小型の機材がなかった、というのが同社の説明。(Northrop Grumman 2013/12/12)
  • Boeing Co. は、研究開発拠点の再編成について発表した。新しい陣容は以下のようになる。
    • Huntsville, AL (300-400 名) : Simulation and Decision Analytics; Metals and Chemical Technology
    • Southern California (200-300 名) : Flight Sciences; Electronics and Networked Systems; Structures
    • St. Louis, MO (300-400 名) : Systems Technology; Digital Aviation and Support Technology; Metallics and Fabrication Development
    • North Charleston, SC (300-400 名) : Manufacturing Technology
    • Seattle, WA (800-1,200 名) : Manufacturing Technology Integration
    これらの拠点はそれぞれ独立して、しかし互いに協力しながら活動する。(Boeing 2013/12/12)
  • GE Honda Aero Engine の HF120 エンジンが、米連邦航空局 (FAA : Federal Aviation Administration) の Part 3 形式証明を取得した。13 基のエンジンを使って地上試験と飛行試験を実施、それを受けて実現したもの。14,000 サイクル・9,000 時間の試験を実施した由。GE Honda では、カスタマー サービス体制の構築も進めているところ。(GE Aviation 2013/12/13)

今日の報道発表 (その他編)
  • 2012 年に創設 100 周年を迎えた英空軍 (RAF : Royal Air Force) の No.2 (Army Co-operation) Sqn. が、Tornado GR.4 から Typhoon に転換する。現在はアフガニスタン派遣に備えた錬成を進めており、このデプロイメントが GR.4 による最後の任務となる。帰国後の 2015/3/31 に GR.4 の運用を終了。機種転換に合わせて翌日に、RAF Marham から RAF Lossiemouth に移駐する。RAF の GR.4 は、2019 年までに退役させる予定。(MoD UK 2013/12/13)
  • Thales Alenia Space はブラジル政府の宇宙当局 (AEB : Agencia Espacial Brasileira / Brazilian Space Agency) との間で、技術移転に関する MoU に調印した。ブラジルの Visiona Tecnologia Espacial S.A. (Telebras Telecomunicacoes Brasileiras S.A. と Embraer Defesa e Seguranca S.A. のジョイント ベンチャー) が手掛ける軍用通信衛星 SGDC (Satelite Geoestacionario de Defesa e Comunicacoes) に関連するもの。それと併せて、Visiona との間でも SGDC に関する契約を締結した。SGDC で使用する衛星は Thales Alenia Space の Spacebus 4000 バスを使い、ペイロードは 2 種類 (Ka バンド×50 本・80Gbps + X バンド×7 本) を搭載する。重量は 5.8t。なお、これから 12 ヶ月かけてサプライヤーの選定を進めることになっている。打ち上げの契約も Arianespace との間で締結した。2016 年に仏領ギアナから、Ariane 5 で打ち上げる予定。(Thales Alenia Space 2013/12/13, Arianespace 2013/12/12, Embraer 2013/12/12)
  • Thales が手掛けた EC635 用シミュレータ・FFMS (Full Flight Mission Simulator) が、スイスの航空当局 FOCA (Federal Office of Civil Aviation) から JAR FSTD-H* Level D の認証を取得した。スイス空軍向けで、Emmen AB に設置したもの。ちなみに、Thales は世界 25 ヶ国で合計 110 基のヘリ用シミュレータを納入した実績がある由。(Thales 2013/12/13)
  • MBDA は、英国防省麾下の DSTL (Defence Science and Technology Laboratory) と仏国防調達局 (DGA : Delegation Generale pour l'Armement) から、MCM-ITP (Materials and Components for Missiles - Innovation and Technology Partnership) の下で実施する新手の研究開発契約を受注した。MCM-ITP は過去 6 年間に渡り、年間平均 1,300 万ユーロを投じて進めてきている研究開発計画で、産業界が経費の半分を負担、手掛けたプログラムは 100 件超。100 を超える企業や研究機関が関わっている由。(MBDA 2013/12/13)
  • TKMS (ThyssenKrupp Marine Systems) が Hamburg の同社造船所で建造を進めていた独海軍向け 125 型フリゲートの 1 番艦・FGS Baden-Wurttemberg が進水した。2016 年 11 月のデリバリーを予定している。122 型の代艦として、総額 20 億ユーロで 4 隻を建造する計画。これに対して TKMS 主導で Friedrich Lurssen (Bremen) と B+V (Blohm + Voss, Hamburg) が加わって ARGE F125 コンソーシアムを編成、2007 年に契約を受注した。全長 149m、全幅 18m、最高速度 26kt 超、排水量 7,000t、乗組員は通常時 120 名、最大 190 名。(TKMS 2013/12/13)
  • Selex ES は、HF〜UHF を対象とする通信妨害用の電子攻撃 (EA : Electronic Attack) 機材・CoDeSS (Communications Denial Sub-System) について発表した。スポット ジャミング、バラージ ジャミング、スイープ ジャミングに加えて、脅威に合わせたその他の妨害手法を実施できるが、これはソフトウェア・ファームウェアで実現する先進技術の成果だとしている。(Selex ES 2013/12/12)

今日の米軍調達 (Contracts 2013/12/12)
NAVY
  • Boeing Co. (St. Louis, MO) : F/A-18A/B/C/D/E/F と EA-18G を対象とするシステム アップグレードを $872,766,714 で。対象カスタマーは以下の通り。
    • 米海軍 : $802,945,377 (92%)
    • オーストラリア : $29,674,068 (3.40%)
    • フィンランド : $21,819,168 (2.50%)
    • スイス : $6,982,134 (0.80%)
    • クウェート : $4,363,834 (0.50%)
    • マレーシア : $4,363,833 (0.50%)
    • カナダ : $2,618,300 (0.30%)
    2018/12 まで。NAWC-WD (Naval Air Warfare Center Weapons Division), China Lake, CA (N68936-14-D-0008)
  • Northrop Grumman Systems Corp. (Sunnyvale, CA) : UGM-133 Trident II (D5) の、発射機と発射機関連の開発計画に関するサポート業務を $112,926,348 で。オーバーホール時のサポート、スペアパーツ供給、安全面の審査などを担当。2018/9/30 まで。オプション契約分を含めた総額は $220,288,791。Strategic Systems Programs, Washington DC (N00030-14-C-0011)
  • SAIC (Science Applications International Corp., McLean, VA) : 海洋生物関連プログラムのサポート業務について、オプション契約分を $10,037,074 で。2014/12/31 まで。SSC (Space and Naval Warfare Systems Center) Pacific, San Diego, CA (N66001-10-C-0070)
  • Simmonds Precision Products (dba Goodrich Corp., Sensors and Integrated Systems, Vergennes, VT) : IMDS (Integrated Mechanical Diagnostic System) のオプション契約分を $7,945,029 で。(N00019-12-C-2015) 内訳は以下の通り。
    • A1 Kit×8 (MH-60S 用)
    • IMDS 統合診断ユニット/データ転送ユニット×27 (MH-60S 用)
    • IMDS レトロフィット改修キット×17 (MH-60S 用)
    • IMDS Troy キット×19
    • IMDS A1 キット×19 (MH-60R 用)
    2015/12 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD
AIR FORCE
  • Lockheed Martin Corp. (Newton, PA) : GPS (Global Positioning System) ブロック III 衛星のオプション契約分を $200,700,415 で。5 号機・6 号機をカバーするもの。5 号機が 2017/12/14、6 号機が 2018/6/14 まで。SMC (Air Force Space and Missile Systems Center), Contracting Directorate, Los Angeles AFB, CA (FA8807-08-C-0010/P00276)
USTRANSCOM (US Transportation Command)
  • Textainer Equipment Management (U.S.) Ltd. (San Francisco, CA) : インターモーダル機材に関するプログラム管理・リース・輸送・補修を $15,952,358 (価格修正条項付き) で。2017/9/30 まで。USTRANSCOM (US Transportation Command) Directorate of Acquisition, Scott AFB, IL (HTC711-14-D-R027)
ARMY
  • Exelis Systems Corp. (FKI ITT Systems, Colorado Springs, CO) : Fort Rucker で実施するベース オペレーション業務向け兵站支援業務のオプション契約分を、$11,538,204 で。2014/12/16 まで。Army Contracting Command, Fort Rucker, AL (W911SE-07-D-0006/FR0112)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • Carestream Health Inc. (Rochester, NY) : 放射線関連のシステム・サブシステム・コンポーネントについて、オプション 5 契約分を $70,228,104 で。陸海空軍・海兵隊・その他民間部局向け、2014/12/15 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM2D1-09-D-8308/P00101)
DISA (Defense Information Systems Agency)
  • MCI Communications Services Inc. (dba Verizon Business Services, Ashburn, VA) : Defense Research and Engineering Network II 通信サービスに関する修正契約を $11,071,650 で。High Performance Computing Modernization Program Office 向け、2013/12/19-2014/6/18 まで。Defense Information Technology Contracting Office, Scott AFB, IL (DCA200-02-D-5003/P00066)

今日の報道発表 (北米編)
  • Boeing Co. は米空軍に、WGS (Wideband Global SATCOM) 通信衛星の 6 号機 (WGS-6) をデリバリーした。この衛星はオーストラリアが資金を分担しており、オーストラリアも WGS の通信網に即時アクセス可能。衛星の打ち上げは 2013/8/7 に実施済みで、その後に動作検証を実施していた。さらにブロック II として 4 基の WGS 衛星を製作中で、8 号機からは帯域を 90% 拡大するデジタル チャネライザを搭載するとのこと。(Boeing 2013/12/12)
  • Pratt & Whitney はジョージア州 Columbus に、F100 エンジンのオーバーホール施設・Columbus Engine Center を新規開設した。これまで San Antonio Engine Center で実施していた作業を新施設に移転させる。場所は Atlanta の南方 90 マイル、施設面積は 105,000 平方フィート。米空軍ならびに海外カスタマーが使用する、F-15 と F-16 のパワープラントが対象で、重整備、ホット セクションの補修、モジュールの補修、検査などを担当する。(Pratt & Whitney 2013/12/12)
  • Raytheon Co. は米海軍から、DDG-1000 と DDG-1001 のハードウェアと電子機器を完成させるための 7,500 万ドルの契約を受注した。対象となるのは、MFTA (Multi-Function Towed Array) 曳航ソナー、Mk.57 VLS (Vertical Launching System) 用の電子機器とアップグレード改修キットなど。また、DDG-1002 で使用する EME (Electronic Modular Enclosure) の先行調達も契約に含む。(Raytheon 2013/12/12)
  • Raytheon Co. は、NOAA (National Oceanic and Atmospheric Administration) の新型衛星 1 号機 (JPSS-1 : Joint Polar Satellite System 1) に搭載する 2 基目の VIIRS (Visible Infrared Imaging Radiometer Suite) センサーについて、すべてのサブアセンブリの製作とインテグレーションを完了した、と発表した。(Raytheon 2013/12/12)
  • Berry Aviation Inc. は米中央軍 (USCENTCOM : US Central Command) 麾下の Joint Theater Support Contracting Command から、アフガニスタンで固定翼機を使って実施する空輸業務の契約を受注した。契約額は 1 億 2,900 万ドル。使用する機材は 7 機、20 ヶ所の飛行場を使い、人員・貨物・機材・工具などのオンコール空輸を担当する。(Berry Aviation 2013/12/11)
  • ATK (Alliant Techsystems Inc.) は、米空軍 SMC (Air Force Space and Missile Systems Center) 麾下・Defense Weather Systems Directorate から受注しているネットワーク中心型小型衛星の契約について、主要マイルストーンを達成したと発表した。次世代版の実用システムで使用するアーキテクチャについて、2013/11/14 にエンド-エンドの地上ベース実証試験を行ったというもの。この件では副契約社として Hughes Network Systems LLC と NASA (National Aeronautics and Space Administration) の Jet Propulsion Laboratory が参画している。(ATK 2013/12/12)
  • ITT Corp. からスピンオフして発足した Excelis Inc. (McLean, VA, 従業員 19,000 名) が、政府機関向けのサービス業務を担当している Mission Systems 部門 (従業員 7,000 名) を 2014 年の夏にスピンオフすると発表した。新社名は未定。Exelis 本体は監視・情報分野や航空機の機体構造材製作に注力するとしている。(Excelis 2013/12/11, DefenseNews 2013/12/11)
  • Boeing Co. は、B.787 Dreamlienr で使用する複合材料製サブコンポーネントの製作担当として Exelis Inc. を選定した。ユタ州 Salt Lake City の工場で製作する。(Exelis 2013/12/12)
  • カナダ国防省は、現用中の LAV-III (Light Armoured Vehicle III) の近代化改修に関連して、主契約社の GDLS-C (General Dynamics Land Systems - Canada) から Data Cable Co. Inc. (Orangeville, Ontario) に 189 万カナダドルの契約を発注した、と発表した。ケーブルやハーネス類の製作・納入を担当する。GDLS-C は 2011 年 10 月に、LAV-III のアップグレードに関する 10 億 6,400 万カナダドルの契約を受注済み。(Canadian DND 2013/12/12)

今日の報道発表 (その他編)
  • Kongsberg Gruppen はスイス陸軍から、Protector RWS (Remote Weapon Station) を 1 億 9,600 万クローネで受注した。車両調達計画・GMTF RP13 で使用するためのもの。スイス向けとしては、2006 年以降で 4 件目の大口受注。2015 年 2 月にデリバリーの予定。(Kongsberg Gruppen 2013/12/12)
  • Damen Shipyard Group が、2013 年 11 月にメキシコ海軍 (Secretaria de Marina) から Damen Stan Patrol 4207 哨戒艦 (Tenochtitlan 級)×1 隻を追加受注していたことを明らかにした。2014 年に起工する予定で、艦名は Uxmal となる模様。同級はすでに 2 隻を運用中、さらに 2 隻を Tampico の Astillero de Marina Numero 1 で建造中。今回の追加受注で合計 5 隻となる。Damen では現地建造に際して、一部の資材と技術面の支援を提供している。(Damen Shipyard Group 2013/12/11)
  • Navantia で製作していた、オーストラリア向け LHD・HMAS Adelaide の船体が完成。Ria de Vigo の港で、オランダの Dockwise が運用する重量物運搬船・Blue Marlin に載せられた。この後、固定作業を済ませてからオーストラリアに向かう。55 日間の航程になる予定。現着した後は Williamstown の BAE Systems Australia で完成させてデリバリーの運びとなる。全長 230.8m、全幅 32.0m、飛行甲板高さ 27.5m、最高速度 20kt 超、航続距離 6,000nm 超、乗組員 243 名、1,400 名の収容が可能。揚陸手段としては、ヘリコプター×20 機と LCM-1E 揚陸艇×4 隻を搭載可能。(Navantia 2013/12/10)
  • 2013/12/7 に、アルジェリア海軍の要員 45 名がイタリアの La Spezia に到着した。揚陸艦 BDSL (Batiment de Debarquement et de Soutien Logistique) こと Kalaat Algeria Beni Abbes の乗組み予定者で、当地で Fincantieri Sp.A による訓練を受けることになっている。今回の 45 名は Service Platform Unit と称し、9 月に到着している Operational Services の要員 80 名に合流する。(Italian Navy 2013/12/9)
  • Eurocopter は、EC145T2 の警察バージョンをローンチすると発表した。ローンチ カスタマーはドイツの Landespolizei Baden Wurttemberg で、2015-2016 年にかけて 3 機をデリバリーする予定。(Eurocopter 2013/12/11)

今日の米軍調達 (Contracts 2013/12/11)
DLA (Defense Logistics Agency)
  • 以下の各社は、航空タービン燃料油を受注。
    • Equilon Enterprises (dba Shell Oil Products, Houston, TX) : $1,359,019,230 (SP0600-14-D-0463)
    • ExxonMobil Fuels Marketing Co. (Fairfax, VA) : $872,570,007 (SP0600-14-D-0480)
    • Valero Marketing and Supply Co. (San Antonio, TX) : $769,729,995 (SP0600-14-D-0474)
    • Placid Refining Co., LLC (Port Allen, LA) : $320,296,759 (SP0600-14-D-0477)
    • Phillips 66 Co. (Bartlesville, OK) : $292,016,625 (SP0600-14-D-0465)
    • Equilon Enterprises (dba Shell Oil Products, Houston, TX) : $281,774,306 (SP0600-14-D-0464)
    • Husky Marketing and Supply Co. (Dublin, OH) : $194,906,385 (SP0600-14-D-0479)
    • Calumet Shreveport Fuels LLC (Indianapolis, IN) : $189,694,644 (SP0600-14-D-0476)
    • Wynnewood Energy Co. (Oklahoma City, OK) : $179,238,610 (SP0600-14-D-0469)
    • Alon USA LP (Dallas, TX) : $159,634,730 (SP0600-14-D-0471)
    • Petromax LLC (Pasadena, TX) : $154,116,245 (SP0600-14-D-0475)
    • Tesoro Refining & Marketing Co. (San Antonio, TX) : $89,568,843 (SP0600-14-D-0470)
    • Hunt Refining Co. (Tuscaloosa, AL) : $65,314,925 (SP0600-14-D-0468)
    • Wyoming Refining Co. (Rapid City, SD) : $59,814,800 (SP0600-14-D-0481)
    • Irving Oil Terminals (Portsmouth, NH) : $42,164,940 (SP0600-14-D-0467)
    • Epic Aviation LLC (Salem, OR) : $9,011,683 (SP0600-14-D-0473)
    いずれも価格修正条項付き。DLA Energy 向け、2015/4/30 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Energy, Fort Belvoir, VA
  • Janssen Pharmaceuticals Inc. (Titusville, NJ) : 各種医薬品のオプション 2 契約分を $41,402,283 で。陸海空軍・海兵隊向け、2014/12/15 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPM2D0-127-D-0001/P00008)
NAVY
  • Interstate Electronics Corp. (Anaheim, CA) : UGM-133 Trident II (D5) の発射試験で使用する計測機材を対象とする、技術サポート業務を $47,401,675 で。試験のオペレーションとデータ収集、O&M (Operations and Maintenance)、システム エンジニアリング、データ処理/分析などを担当。2016/9/30 まで。Department of the Navy, Strategic Systems Programs Office, Washington DC (N00030-14-C-0006)
  • EMCOR Government Services Inc. (Arlington, VA) : 以下の施設で実施するベース オペレーション業務 (National Capitol Region Base Operating Support Services) について、オプション 3 契約分を $30,755,772 で。
    • NSA (Naval Support Activity) Washington
    • NSA Bethesda
    • NSA South Potomac
    • MCB (Marine Corp Base) Quantico
    2014/12 まで。累計受注額は $198,088,060。NAVFAC (Naval Facilities Engineering Command), Washington, Washington DC (N40080-07-D-0374)
AIR FORCE
  • EDO Corp., Defense Systems Division (Amityville, NY) : AN/ALQ-161 電子戦装置のコンポーネントを対象とするデポレベルの補修作業を $10,206,061 で。LRU (Line Replaceable Unit) と SRU (Shop Replaceable Unit) が対象、NSN (National Stock Number) でいうと 235 種類。2014/12/5 まで。Air Force Sustainment Center/PZABB, Robins AFB, GA. (FA8522-14-D-0002)
  • Northrop Grumman Technical Services Inc. (Hill AFB, UT) : ICBM (Intercontinental Ballistic Missile) 用 RVA (Remote Visual Assessment) Wing III Retrofit Program の作業について、修正契約を $7,697,898 で。アラート施設を対象とする整備サポートを担当する案件で、Malmstrom AFB (MT)、Minot AFB (ND)、F.E. Warren AFB (WY) が対象。2014/9/30 まで。Air Force Nuclear Weapons Center/PZBE, Hill AFB, UT (F42610-98-C-0001/P03927)
ARMY
  • Circle City Telcom Inc. : Fort Rucker で実施する IT インフラの試験・導入・アップグレード作業を $7,870,392 で。光ファイバー通信網の構築などを実施。2014/12/11 まで。Army Contracting Command, Rock Island Arsenal Rock Island, IL (W52P1J-14-C-0063)

今日の報道発表 (北米編)
  • 在アフガニスタン米軍の歩兵部隊が、Android ベースのスマートフォンやタブレットで動作する軍用アプリケーション・TransApps (Transformative Applications) の配備を受けた。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency) が現場からのフィードバックを受けて開発を進めているもので、各種の軍用アプリ開発を企図している。(AFPS 2013/12/11)
  • 米陸軍 SMDC (Army Space and Missile Defense Command) / ARSTRAT (Army Forces Strategic Command) は HEL MD (High Energy Laser Mobile Demonstrator) の実射試験を、2013/11/18-12/10 にかけて High Energy Laser Systems Test Facility (White Sands Missile Range, NM) で実施した。この間に、90 発を超える迫撃砲弾と若干の無人標的機を撃ち落としたとのこと。交戦のためのキューイングには、強化型マルチモード レーダー (Enhanced Multi Mode Radar) を使用した。(US Army 2013/12/11)
  • トルコの TAI (Turkish Aerospace Industries, Inc.) が、同社で製作した最初の F-35 用中央部胴体を 2013/12/11 に Lockheed Martin Corp. にデリバリーした。(F35.com 2013/12/11)
  • Lockheed Martin Corp. のチームが製作した JLTV (Joint Light Tactical Vehicle) が、官側で実施していた評価試験 (MRA : Manufacturing Readiness Assessment) を完了した。これは、熟成度やリスクについて検討する目的で、同社の製作拠点となる予定のアーカンソー州 Camden にある事業所で、2013/11/18-19 にかけて実施していたもの。(Lockheed Martin 2013/12/11)
  • Raytheon Co. は、ニューメキシコ州の McGregor Range で実施した Patriot の試射について発表した。毎年実施している FSP (Field Surveillance Program) によるもので、インバウンドとアウトバウンドの標的機をターゲットとして実施。これに先立ち、2013/11/20 には PAC-3 の FSP 試験を実施している。(Raytheon 2013/12/11)
  • SIGAR (Special Inspector General for Afghanistan Reconstruction) が、アフガニスタン空軍向けとして調達計画を進めたものの、途中で打ち切りになった C-27A (G.222) 輸送機に関する報告をまとめた。中止によって無駄になった調達・維持経費は総額 4 億 8,610 万ドルとのこと。(SIGAR 2013/12/10)
  • General Dynamics Canada は、CP-140 Aurora 用の可搬式音響情報処理システム×3 セットのうち、初号機をデリバリーした。機体の乗員出入口に合わせたサイズで、ミッションの際に機内に持ち込んで使用する。AIMP (Aurora Incremental Modernization Program) の一環として導入するもの。(General Dynamics 2013/12/10)
  • Bell Helicopter Textron Inc. の CEO・John Garrison 氏がルイジアナ州の Bobby Jindal 知事とともに、Lafayette Regional Airport にヘリコプター組立工場を開設すると発表した。これで 115 名の雇用につながり、従業員の平均年収は $55,000 (ベネフィットは別) になるとしている。工作機械などへの投資額は 1,140 万ドルとのこと。(Bell Helicopter Textron 2013/12/10)
  • Lockheed Martin Corp. では、スペースシャトル用外部燃料タンク製作の経験を活用して、液化天然ガス (LNG : Liquefied Natural Gas) 用のタンクを製作しているとのこと。カスタマーに合わせてさまざまな素材・設計のものがあり、現在は洋上支援船や陸上で使用するものを製作中。(Lockheed Martin 2013/12/11)

今日の報道発表 (その他編)
  • Airbus Military は、消防型 C-295 に関する第二次試験を実施、放水システムの性能に関するデータ収集を実施した。スペインの Cordoba で 7 回の放水試験を実施した由。機内に 3,500L の容量を持つ水タンクを搭載、胴体下面に設けた 2 ヶ所の放出口から自然落下で放水する仕組み。計画では、このタンクを RoRo (Roll-on/Roll-off) 方式で機内に 2 基搭載することになっている。(Airbus Military 2013/12/11)
  • Babcock は英国防省から、既存の Phalanx CIWS (Close-In Weapon System)×4 基のブロック 1B 仕様への改修と、2 基の陸上配備型への改修を受注した。同社は 2006 年から、イギリス軍の Phalanx を対象とするサポート業務を担当している。(Babcock 2013/12/10)
  • A.K. Antony 印国防相の議会向け説明によると、老朽化した Avro 輸送機の代替として調達する新型輸送機×56 機は、当初の 16 機を完成機輸入、残り 40 機を国内生産として、民間企業主体の IPA (Indian Production Agency) によって生産する方針。IPA に参画する企業は、採用する機体のメーカーが決めることになっており、ジョイント ベンチャー (JV)、SPV (Special Purpose Vehicle)、企業聯合 (コンソーシアム) のいずれかの形態をとる。HAL (Hindustan Aeronautics Ltd.) も IPA への参画は可能だとしている。(Indian MoD 2013/12/10)

| 先頭に戻る |


人事・組織

予備役の動員状況 (DoD 2013/12/10)
現時点での予備役・州兵の動員内訳は以下の通り。
  • 軍種 : 非志願動員 / 志願動員 / 合計
  • ARNG : 17,650 (-159) / 1,258 (-6) / 18,908 (-165)
  • USAR : 10,836 (-114) / 2,104 (-39) / 12,940 (-153)
  • USNR : 3,538 (-97) / 196 (+15) / 3,734 (-82)
  • USMCR : 1,236 (+41) / 800 (+8) / 2,036 (+49)
  • ANG : 1,429 (-50) / 2,585 (-290) / 4,014 (-340)
  • USAFR : 759 (-93) / 2,153 (+39) / 2,912 (-54)
  • USCGR : 133 (-1) / 245 (+1) / 378 (+0)
  • TOTAL : 35,581 (-473) / 9,341 (-272) / 44,922 (-745)
ARNG : 陸軍州兵, USAR : 陸軍予備役, USMCR : 海兵隊予備役, USNR : 海軍予備役, USAFR : 空軍予備役, ANG : 州兵航空隊, USCGR : 沿岸警備隊予備役

| 先頭に戻る |


戦争・紛争

最近のニュースいろいろ
  • 3 日間の予定でインドを訪問したアフガニスタンの Hamid Karzai が、2 日目に New Delhi で、「アメリカはもはや信用できない」と発言した由。(SpaceWar 2013/12/14)
  • デンマークとノルウェーのフリゲートが、シリアの化学兵器を対象とする処分活動支援の一環として、キプロスの Limassol に展開した。シリアから化学兵器を搬出する貨物船を護衛する目的で派遣したもの。使用する貨物船は 2 隻で、トータル 500t の化学剤を搬出する予定とのこと。(SpaceWar 2013/12/14)
  • フランスは 1,600 名の軍を中央アフリカ (CAR : Central African Republic) に送り込んで軍閥の武装解除に取りかかったが、強い抵抗に遭遇しているとのこと。AU (African Union) も 3,000 名規模の平和維持部隊を送り込んでいるが、こちらは能力的に限界がある。(SpaceWar 2013/12/11)

アフガニスタン派遣部隊 (DoD 2013/12/13)
米国防総省は、2014 年の春から以下の部隊をアフガニスタンにローテーション派遣すると発表した。
  • 第 82 空挺師団・第 1 旅団 (Fort Bragg, NC) : 3,200 名
  • 第 3 騎兵聯隊 (Fort Hood, TX) : 2,050 名
  • 第 16 戦闘航空旅団 (Joint Base Lewis-McChord, WA) : 1,700 名
  • 第 12 戦闘航空旅団 (Ansbach, Germany) : 1,000 名
  • 第 1 騎兵師団本部 (Fort Hood, TX) : 350 名

| 先頭に戻る |


こぼれ話

| 先頭に戻る |


AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily

Contents
HOME
Works
Diary
PC Diary
Defence News
Opinion
Ski
About


| 記事一覧に戻る |