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新疆ウイグル自治区で衝突16人死亡12月16日 17時5分
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中国の国内メディアは、西部の新疆ウイグル自治区で、警察と武器を持った住民たちが衝突して警察官2人が死亡し、住民14人が射殺されたと伝えました。
新疆ウイグル自治区の政府系のニュースサイトは16日、南部のカシュガル地区コナシェヘル県で、15日夜遅く、警察が犯罪の容疑者を拘束しようとしたところ、武器を持った住民たちの襲撃を受けたと伝えました。
この衝突で、警察官2人が死亡し、警察側は住民14人を射殺したということです。
地元の警察当局はNHKの電話取材に対し「この件について提供できる情報はない」として詳しい状況を明らかにしていません。
カシュガル地区は人口のおよそ90%をウイグル族が占めていますが、政治や経済で圧倒的な主導権を握る漢族との間の経済格差や中国政府の宗教政策などを巡る不満が根強く、各地で抗議行動などが起きていると伝えられています。また、ことし10月に北京の天安門の近くで車が歩道に突っ込んで炎上し5人が死亡した事件では、ウイグル族が関わったとされており、捜査当局が新疆ウイグル自治区での締めつけを強める姿勢を示しています。
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