青森県八戸市にスポットを当て、東北の集落の成り立ちを考える公開講座「八戸の集落一万年−なぜムラができ、消えたか? vol.1」が14日、八戸市総合福祉会館「はちふくプラザねじょう」で開かれる。
東北芸術工科大東北文化研究センター(山形市)の主催。縄文時代からの重要遺跡が多数調査されている八戸を研究フィールドに、昨年から5年計画で取り組んでいる集落形成の研究成果などを発表する。
公開講座は3回の予定。初回は「八戸における縄文集落変遷」などをテーマに、地元の研究者を含めて5人が講演する。
同センターの芳賀幹代事務長は「縄文時代から幾度となく自然災害や気候変動に見舞われた中、東北の人々がどのような知恵で乗り越え、生活を維持したかを知るすべにしたい」と話す。
午後1〜5時、入場無料。連絡先は同センター023(627)2168。