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2013年12月15日 (日)

2013/12/15(日)の聖教

2013/12/15(日)の聖教


1、韓国・蔚山広域市南区議会が授与 池田大作SGI会長夫妻に特別顕彰牌

林議長 生命尊重の哲学を実践 「人権の世紀」を開いた

 「池田会長は、民族、宗教、理念を超えて、人類の平和のために戦ってこられた非暴力主義者であり、人権の闘士であります!」
 会場に林議長の声が高らかに響いた。
 韓国南東の海に面した蔚山広域市は、東アジアの主要都市を結ぶ物流の要衝。自動車、造船、石油化学工業を中心に同国の発展を力強くけん引している。
 中でも市庁舎のある南区は、蔚山の行政・教育・文化・流通の中心拠点として同市をリード。“住みよい文化都市”を目指し、自然環境の整備や福祉政策等にも力を注ぐ。
 この街で地元SGIの友は、清掃運動をはじめ、読書教育の推進、独居高齢者の支援など、地道に社会貢献活動を続けてきた。
 林議長は、献身的なメンバーの姿に感動。その後、自ら池田SGI会長の著作等を読み、その思想と行動に深い共感を寄せてきた。今回の顕彰は、林議長の全面的な支持によって決定したのである。
 晴れの式典は、青年部の合唱で開幕した。
 600人の参加者が見つめる中、林議長から代理の金韓国SGI理事長に「特別顕彰牌」が託された。
 あいさつに立った林議長は「池田会長は、戦争と暴力の世界を、平和と正義、人権の世紀へと導いてこられた人類の希望の光です」と強調。「生命尊重と人間主義の哲学を実践し、広めてこられた会長夫妻に、心から尊敬と感謝の意を表したいのです」と語ると、場内から賛同の拍手が湧き起こった。
 さらに議長は、SGIの活躍に言及。「皆さまの運動こそ、国家の発展と幸福社会を築く礎です」と期待を寄せ、「私も区民一人一人を大切にする人間主義の精神を実践していきます」と述べた。



2、中国・南開大学で国際シンポジウム

 中国・天津市の南開大学で10月22日から24日まで「周恩来研究国際学術シンポジウム」が行われ、招請を受けた創価大学の高橋強教授が、論文「教育者・池田大作の心の中の周恩来」を発表した。
 同シンポジウムは周総理の生誕90周年を記念し、総理の母校である南開大学が1988年にスタート。今回は「周恩来と20世紀の中国と世界」をテーマに11カ国の研究者ら約130人が出席した。
 高橋教授は、池田名誉会長が総理との出会いや、生き方を青年たちに繰り返し語っていることを紹介した。
 また、分科会では、周恩来鄧穎超記念館の王緒周元館長が論文を発表し、「池田氏は周総理が全面的に理解し認めた人物であり、深く民衆に根差した団体の指導者」と語った。



3、わが友に贈る

 多彩な人材を
 糾合してこそ
 広布の緑野は拡大!
 皆の個性を生かす
 努力と工夫を!



4、名字の言 信念の人は、どんな逆境をも自らを鍛える糧へと変える。

 東京富士美術館で開催中の「光の賛歌 印象派展」。10万人が来場し、名画と至福の時を過ごした。注目は、ルノワールの「ブージヴァルのダンス」。豊かなタッチから「幸福の画家」とも称される彼の、代表作の一つだ▼だが、ルノワールは晩年、重度のリウマチに苦しんだ。隣部屋には痛みに耐える声が夜通し響いた。朝が来ると、変形した指に絵筆を縛り、車いすでキャンバスに向かった▼しかし、彼の作品に苦悶の形跡は何一つない。どの絵も生きる喜びが光彩となって脈打っている。“病気を治すことなど問題ではなかった。大切なのは描くことだった”と息子ジャンは述懐する(粟津則雄訳『わが父ルノワール』みすず書房)。苦痛をはるかに見おろし進む、巨匠の背中が浮かぶ▼今秋の任用試験でも、苦難に打ち勝った多くのドラマが生まれた。東京のある男子部員は、緑内障による極度の弱視で、視力がほぼない。御書を読み上げる同志の声を録音し、何度も聞いて研鑽。晴れて合格した。目標だったマラソン大会(視覚障害者の部)にも出場し、3位入賞。同志と二重の喜びを分かち合った▼信念の人は、どんな逆境をも自らを鍛える糧へと変える。不屈の心こそ、生きた証しを描き残すための“筆”となる。(険)



5、寸鉄

◆ 農漁光部が先駆の出発。命支える尊き友よ! 大誠実の行動で社会に活力を
◆ 会場提供の皆様に感謝! ご家族や近隣に配慮忘れず。広布の宝城なれば。
◆ 年賀状の受け付け開始。旧交温め、新しい人と心結ぶ好機に。友情こそ宝
◆ 「冬は焼亡しげし」と御書に。タバコの不始末や暖房の消し忘れに厳重注意
◆ 高齢者の孤立化が深刻。都市部中心に急増と。今こそ地域の安全網強めよ



6、名誉会長と共に 今日も広布へ 第2部 【47】 最後までベストを尽くせ

〈未来部の皆さんへ〉
 寒風に胸張り進む未来部の皆さんの尊い努力と成長こそが、世界を温め、未来を照らします。皆さんこそ、希望の太陽です。
 受験生の皆さんは、夢に向かって挑戦し、力を発揮してほしい。本当の勝負は、これからです。大変だろうけれども、体を大事にして、朗らかに前進してください。
 皆さんの栄光を、私は、これからも真剣に祈っていきます。
 世界の宝を育む使命深き担当者の皆様方も、いつもいつも、ありがとう!

                  ◇ ◆ ◇

 皆、「負けじ魂」という言葉を知っていますね。これは、日蓮大聖人の御書に記された言葉です。
 苦難にも屈せず、勇敢に戦って友を励ます弟子のことを大聖人は「極めて負けじ魂の人」と賞讃されているのです。〈御書986ページ〉
 途中に何があろうとも、「負けじ魂」を燃やして、最後まで粘り強くベストを尽くす人こそ、真の勝利者です。
 若くして仏法を持ち、宇宙に響きわたる題目を唱えている皆さんは、全員が「負けじ魂の人」です。
 それぞれに、自分らしく「チャンピオン」になっていく人なのです。
 わが愛する宝の皆さんに、私がかつてお会いした中国の文豪・巴金先生の信念の言葉を贈ります。
 「私は恐れない。深い霧を突き抜ければ、前方には必ず光明があるに違いないから」と(石上詔訳『無題集』筑摩書房)。
 親孝行を頼みます。
 風邪をひかないように。元気で!



7、響きあう魂 SGI会長の対話録 第22回 中国 周恩来総理 「大衆とともに」こそ友好の永遠の基盤
 


 時は去り、時は巡る。刻々と移ろう時の流れにあって、一瞬一瞬は「過去の終着点」であり、同時に「未来への起点」でもある。
  周恩来総理と池田SGI会長の会見はただ一度。時間にして約30分だが、そこには、日中友好の歴史と未来が凝結していた。
 周総理が語りかける。
  「池田先生とは、どうしてもお会いしたいと思っていました。お会いできて本当にうれしい」
 1974年12月5日。場所は北京の305病院。総理の入院先は機密事項でSGI会長は後に、そこが病院だったことを知る。
  北京滞在最後の夜に行われた会見は、異例ずくめだった。
 同日午前、SGI会長は鄧小平副総理にあっている。中国側がSGI会長を最大に遇した表れだが、同時にそれは、“総理自身は会えない”ことを意味していた。
 半年前の6月、SGI会長の初訪中の際も、総理は膀胱ガンの切除手術のため、会見を断念。李先念副総理が会っていた。
 「池田会長。周恩来総理が、待っておられます」。12月5日夜の答礼宴の席上、中日友好協会の廖承志会長が、そっと告げた。
 それは、総理自身の強い意向であることは明らかだった。
 SGI会長は、総理の健康を心配し、いったんは誇示するが、「それでは2、3分だけ。ひと目お会いしたら、失礼させてください」、車上の人となった。 
 会見するなら命の保証はできない、と医師団は猛反対していた。
  だが総理は“どんなことがあっても会わねばならない”と譲らない。
 “恩来同志がそこまで言うのなら”という鄧頴超夫人の進言によって、「5分だけ」との条件付きで、認められたのである。
   会見が始まったのは午後9時50分。撮影台が準備されており、学会の訪中団一行とカメラに納まった後、会見場には、SGI会長と香峯子夫人だけが入った。総理を疲れさせないよう、SGI会長が、そう希望したのである。

                                      ◇◆◇

 周総理はなぜ、それほどまでの覚悟でSGI会長を迎えたのか。
 会見での発言に、真意がうかがえる。
 「池田会長は、中日両国人民の友好関係の発展は、」どんなことをしても必要であることを何度も提唱されている。そのことが私にはとてもうれしい」
 「中日友好が今日まで発展できたのは、私たち双方の努力の成果であり、そして、私たちは、その努力をこれからも続けていくよう希望します」
 以民促官--民を以て、官を促す。すなわち、民間交流の着実な積み重ねの上に、国家関係の改善を図ることは、周総理の外交哲学であり、それはそのまま、対日政策に適用された。
 その総理の眼が、「大衆の中に基盤を持つ団体」として創価学会をとらえるのは1960年前後半。池田第3台会長が就任し、日本を左右する社会的勢力へ、大発展する時期である。
 総理は対日政策の関係者に、創価学会の研究を指示した。
 また、このころ、相次いで訪中した友好の先達の松村謙三氏、高碕達之助氏が、総理に創価学会を好意的に紹介したという。
  一方SGI会長は61年1月、早くも東京・両国支部の結成大会で、中国の国連復帰を提唱。
 64年11月の公明党結党にあたっては、“創立者からの唯一のお願い”として、日中国交正常化への努力を促した。
 66年5月、作家の有吉佐和子氏を介して、“中国にご招待します”との総理の伝言が、SGI会長に伝えられている。
 こうした歴史の伏線を経て、総理のSGI会長への信頼を決定づける出来事が起こった。
 68年9月8日、東京・日大講堂で、1万数千人の青年を前に行われた日中国交正常化提言である。
  提言の主張の一つは、両国の民衆こそが実像であり、「民衆対民衆」の視点に立って現状を打開せよという点にあった。それは、総理の考えと深く響き合っていた。
 冷戦が激化し、貿易がほとんど途絶え、中国でも文化大革命が先鋭化する最悪の時期に行われた提言を、総理は高く評価した。
 72年9月の国交正常化実現にあたり、総理が公明党を橋渡し役に選んだゆえんである。
  この提言への評価は鄧小平氏、江沢民氏、胡錦濤氏ら、SGI会長と会見した歴代の指導者に受け継がれ、不動のものとなっている。
 周総理にとって、国交正常化はなったが、SGI会長こそは、陰で汗を流した大功労者の一人であり、日中交流の後事を託すためにも合わねばならない人だった。
 時に総理は76歳、SGI会長46歳。「あなたが若いからこそ、大事に付き合いたいのです」と、会見で総理は言った。

                                      ◇◆◇

  語らいは終始、和やかに進んだ。
 「そろそろお休みください」と書かれた医師団からのメモを制して、総理は話を続けた。
  「ご出身はどちらですか」
 「東京です」とSGI会長。
 香峯子夫人も「東京です」。
 SGI会長が「二人で一人前です」と付け加えると、呵々大笑する総理であった。
 だが、中日の未来について語る時、その目は鋭かった。
  「中日平和友好条約の早期締結を希望します」
 「20世紀の最後の25年間は、世界にとって最も大事な時期です。お互いに平等な立場で助け合い、努力しましょう」
 SGI会長は、それを総理の“遺言”と受け止めた。
 「総理と握手した時、晩年の戸田先生の手を思い出したよ」と、直後に随行者に語っている。総理の命が燃え尽きんとしていることを悟ったのである。
 会見の後、SGI会長が、日中のために最も心血を注いできたの、根青年交流だった。 創価大学に、国交正常化後初の国費留学生を受け入れ、その後、創大に学んだ留学生の中から、友好を担う多くの指導者が育った。
 創大と中国の各大学との教員・留学生の交換、全青連(中華全国青年連合会)と学会青年部の相互交流――SGI会長の築いた「金の橋」を渡って、無数の若い友情が生まれた。
 思えば総理も、日本に遊学し、青雲の志を燃やした一人である。
 「50数年前、私は、桜の咲く」ころに日本を発ちました。
  会見で総理は、日本留学の日々を、懐かしそうに振り返った。
 総理の来日は大正時代。中国人への強い差別にさらされ、抗日運動にも関わっている。だが、その後の総理の日本へのまなざしには、鋭い分析の一方で、温かいものが通っている。
 その感情の源には、日本の庶民との触れ合いがあった。
 異国から来た貧しい周青年に、何かと世話を焼いてくれる下宿のおばちゃんがいた。「お腹がすいているでしょう?」と、いつもご飯をごちそうしてくれた。
 「とくに、その中の豆腐を使った料理が、じつにおいしかった」
 「下宿に帰って、そのおばちゃんと話すとホッとした」
 総理が、日本の友人に語ったエピソードである。
 人間と人間との、温かな触れ合いのが集まって、やがて国と国の友好の大海へと注ぐ。
 凪の時も、嵐の時も、そのひとしずくに思いをはせたい。
 大衆の中で、大衆とともに――総理が残し、SGI会長が受け継ぎ、広げてきた、友好の永遠の基盤である。



8、親が子に語る物語 風とビンゴとくすりのはなし

【おうちの方へ】
  今回の「風とビンゴとくすりのはなし」は、日蓮大聖人御書全集に出てくる、「月月・日日につよく給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(1190㌻)の御文をテーマにした創作物語です。
 この御書が書かれた当時、駿河の国(現在の静岡県中央部)では、無実の罪で捕えられた弟子が迫害を受ける「熱原の法難」が起きていました。
 そうした中で大聖人は、「月月日日に信心を強めていきなさい。少しでもたゆむ心があれば、魔がそのすきにつけこんで襲ってくるであろう」と仰せになり」、自分の胸中の師子王の心を取り出し、たゆまず信心を強めていく重要性を教えられたのです。
 大聖人は、弟子に対して、折々に勇気の大切さを訴えられました。池田名誉会長も、「信心とは『勇気』の異名である」と綴っています。勇気があれば、さまざまな困難な状況を打ち破っていくことができます。
 私たちは、勇気を奮い起こして日々、自分自身の弱い心に打ち勝っていく大切さを、訴えていきましょ


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