募金集め日本で文化財返還運動展開へ=韓国市民団体
【ソウル聯合ニュース】日本の植民地時代に朝鮮半島から日本に持ち出された朝鮮王朝時代のかぶとやよろいの韓国返還を求めるため、韓国の市民らが募金運動を展開している。
市民団体「文化財チェジャリ(もとの場所)戻し」は14日、8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせ、日本の東京国立博物館に所蔵されている朝鮮王朝文化財の韓国返還を目指し、キャンペーン費用を集める募金活動を実施していることを明らかにした。
同団体は今月7日から韓国のポータルサイトを通じクラウドファンディングを始めた。
クラウドファンディングとは、プロジェクトに賛同する不特定多数の人からインターネットを通じ資金を集める方法。
募金活動を始めてから1週間で1600人余りの賛同者から約150万ウォン(約13万円)が集まった。来月6日までに500万ウォンを集めるのが目標だ。
同団体代表の僧侶、慧門(ヘムン)さんは、「10月に東京国立博物館を訪問し現地で返還キャンペーンを行う予定」とし、キャンペーンのため募金運動を始めたと説明した。
集まった資金は日本のメディアに返還を求めるよろいやかぶとが韓国の文化財であることをアピールする広告を掲載し、各種パンフレットなどを作成するのに使われる予定だ。
東京国立博物館が所蔵するかぶとやよろいは朝鮮王朝第26代の王、高宗が使用していたものとみられる。これらは日本の植民地時代に南鮮合同電気の社長などを務めた日本人事業家、小倉武之助氏(1870〜1964)が1910〜1950年代に朝鮮半島全域で収集した1000点に及ぶ文化財の一部。「小倉コレクション」と呼ばれるこれらの文化財は、小倉氏の死去後、子息が1982年に東京国立博物館に寄贈した。
昨年4月に慧門さんが博物館側と面会した際に、博物館関係者がこのかぶととよろいが朝鮮王朝の伝来品であることを認めた。
約60年間、公開されなかったこの文化財は10月1日から12月23にまで博物館の東洋館で公開される予定だ。
慧門さんは「朝鮮王朝の王のかぶとやよろいは一国の軍事的自主権と独立を象徴する民族的な文化財だ」として、植民地時代に奪われた民族の誇りを取り戻さなければならないと強調した。
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