演習問題

問題3−7

ジャケット(一万5千円),ベルト(2千円),スーツ(3万6千9百円),コート(2万5千8百円),シャツ(五千五百円)の商品が売れた.この店の割引額は,1万円以上が5%,3万円以上が10%,1万円未満には割引無しである.割引後の金額(1円未満四捨五入)とその合計,割引いた金額の合計,消費税(5%,1円未満四捨五入),税込金額を求めよ.

四捨五入は関数 ROUND,価格別の割引額の計算には,関数 IFを使用する.

 

問題3−8

A美術館の入館料金は次のようになっていた.

 幼児(6歳未満)は無料,小学生(612歳未満)は 300円,中学生(1215歳未満)は 500円,高校生(1518歳未満)は 600円,大学生(1822歳未満)は 800円,大人(22歳以上)は 1000円.

  年齢を入力すると入館料金が表示されるような表を作成する.

 

問題3−9

  英語とそれに対応する日本語のはいった表を作成する.英語を入れると日本語に翻訳されて表示されるようにする.表では英語をABC順に並べ替えておく.翻訳された日本語が表示されるセルには,関数 LOOKUP を使用する.

 

 専門用語や仲間内でしか通用しない単語とその意味の表を作ってみよ

 

問題3−10

  都市別の時差を入れてその都市の現在の日時を表示する.各都市の日時に変換するためには,現在のコンピュータ内の時計の日時を関数 NOW で求め,時差をシリアル値に直すために24で割ったものを加える.年月日や時刻の表示には,表示形式で指定する.

 

問題3−11

  国語,英語,数学の成績を入れて,偏差値を計算する.そして数学の偏差値が国語,英語より共に高い生徒を抽出する.偏差値は

                (点数 − 平均)/標準偏差 × 10 50

で計算する.平均,標準偏差は関数 AVERAGESTDEVP を使用する.

 

問題3−12

下記の月,支店,担当者(コード)ごとの売上高のデータから,右のような月別支店別の売上高合計を求める.支店は,東京,大阪,福岡の順に表示する.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題3−13

Aスポーツクラブの年会費は10万円である.また毎回施設使用料として1000円必要である.Bクラブの年会費は1万円で,毎回ロッカーなどの施設使用料が3000円かかる.施設の内容に差が無いとしたときに,利用回数による比較のできる表を作成し利用回数(1060回)によりどちらが有利な施設か表示する.総費用が同じ場合は「同じ」と表示する.

 

問題3−14

 1つのシートに1年間のスケジュール表を作成してみよう.B2セルに年初の日を入れるとその年の元号,曜日も出るように表示形式などを設定する.条件付き書式を使うと日曜日のセルの色を変えることができる.

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問題3−15

  借入金に対する月々の返済額を絶対座標と式のコピーを使用して計算してローン返済表を作成する.金利は 3%8%(横),返済期間は 110 年(縦)とする.関数には PMT を使う.

 

 

問題3−16

あんぱんの値段 

1個130円で売られているあんぱんがある. 

現在,一日に千個売れている.       

原価には固定費と変動費がある.    

固定費とはパン作りの職人さんの費用とかパン焼き機の費用など    

パンを作っても作らなくても支払わなくてはならない費用のことである.     

固定費の総額は一日当たり8万円である.一個当たりに割り振ると80円になる.

変動費は材料や光熱費などのようにパンを作る数量に依存する費用のことである.      

変動費は40円である.一日当たり千×40円=4万円である.    

特売日に思い切って値下げをして売ろうと思う 

80円にしたら,何個以上売らないと,いつもより損をするだろうか

 

問題3−17

問題 自己推薦入試希望者

 ある大学での自己推薦入試希望者数が次のようであった.各学科とも二人で20人の生徒を面接している.面接に必要な人数を決めるために次年度の希望者数を予測しなさい.

 

2000

2001

2002

2003

2004

2005

法学科

97

106

87

87

74

70

政治学科

93

94

87

84

69

72

経営学科

67

71

76

86

105

107

経済学科

44

66

59

62

57

70

指針

1.      折れ線グラフを書いて傾向を眺めてみよう

2.      去年の値を今年の予測にしてみよう

3.      3年間の平均を今年の予測にしてみよう

4.      予測2,3の値と実績値の差(誤差)の二乗をそれぞれ求めよう

5.      それぞれの誤差の平均を求め,値の小さいほうで06年の予測をしてみよう

6.      ほかにどんな予測方法があるか調べてみよう

7.      統計機能の曲線の当てはめをためして予測してみよう

 

問題3−18

日本の都道府県別の地形(山地,丘陵地,台地,低地,内水域等)のデータを基に地形別の合計面積およびそれぞれが各都道府県面積と全国面積に対する比率(%)を計算する.また,地形別の都道府県の面積ランクを求める.なお,下記を含む全都道府県のデータは下記からダウンロードできる.

 http://www.stat.go.jp/data/nenkan/zuhyou/y0108000.xls

 

(資料 総務省統計局刊行,総務省統計研修所編集「第55回日本統計年鑑」)

 

 

 

ヒント

問題3−7

行も列もたくさんあるのでケチらないこと.途中経過をどんどん書きだしていけばよい.IF関数を入れ子にできなければ一万円割引の列だけ作ってもよい(データが列方向のとき).

割引後金額がはいるセルには

=ROUND(IF(B2>=10000,IF(B2>=30000,B2*0.9,B2*0.95),B2),0)

 

問題3−8

料金部分はLookup関数を使用する.

 

問題3−9

 問題中の表で,日本語での翻訳がはいるセル D9 は,

=LOOKUP(D6,A4:A12,B4:B12)

 

問題3−10

 問題中の表で,年月日,時刻のはいるセルとも  =NOW()+B4/24

 表示形式はそれぞれ yyyy""m""d""    h:mm AM/PM

 

問題3−11

 指定条件の生徒を抽出するには,データ]並べ替えとフィルタの詳細設定を使用する.

 

問題3−12

支店の順序は,ピボットテーブルで表を作成後,入替えをする.

 

問題3−13

有利な施設のセルD6は,=IF(B6=C6,"同じ",IF(B6<C6,"A","B"))

 

問題3−14

日曜日については,ホーム]スタイル][条件付き書式]条件の数式は,=WEEKDAY(A7)=1

なお,閏年の判定は,次のようにする.

229日のセルD35は,=IF(MONTH(D34+1)=2,D34+1,"")

31日のセルG7は,=IF(MONTH(D34+1)=3,D34+1,D34+2)

表示形式は  B2 : yyyy"",   D3 : "("ggge")"

  A5 : m"("mmmm")" A7 : m""d"("aaa")"

 

問題3−15

セルB6には =PMT(B$5/12,$A6*12,-$B$3)

 

問題3−16

損益の分岐は,(固定費 + 通常の利益) / (特売価格 - 1個当り変動費)

ゴールシークを使用するとよい。

 

問題3−17

近似曲線は,グラフを選択した後,レイアウト]分析]近似曲線

 

問題3−18

ランクは関数RANK.EQを使用する.